絵本 『妹はクレイジー』 M.B.ゴフスタイン 2007年07月06日 | 絵本・写真集・画集 「わたしの宝物よ」と妹は、 家財いっさい、車に積んでやってきた。 「わたしの宝物は、あなたよ」と私。 M.B.ゴフスタインの絵本『妹はクレイジー』(アテネ書房)を読みました。 ゴフスタインらしい絵本。 ゴフスタインは、わかりやすい、表面的な情緒を描いたりしない。 そんなまわり道をせずに、わたしたちの芯に、彼女の筆は直接届いてくる。 わたしたちに、いきなり真実を差し出してくる。 感情を超えた人と人のつながりを、わたしたちに教えるのではなく、ただそれが当たり前だから、彼女は語っているのです。