かなり前ですが、学習塾で採点のアルバイトをしていたことがあります。
そこでは子供たちの解く問題を採点しながら私は、「これはどれくらい効果があるのかな」と思っていました。
子供たちの(親の)多くは、その塾に1万円以上の月謝を払っているのですが、それに見合うものを提供しているかというと、私には分かりませんでした。
ただ、私はただの採点係だったので、実際にどれほどの効果があったのかは分かりません。
それでも、多くの子供がつまらなさそうな、あるいは疲れた顔をしながらプリントを解く姿をみて、少しかわいそうにも思いました。
多くの人が言うように、塾の先生がどれほど素晴らしくても、子ども自身にやる気がでなければ、成績は上がりません。先生は努力の仕方を教えることはできても、努力させることまではできないからです。
でも、努力の仕方というのは、教えることができるのだろうか?それとも、ある資質を持った子供(人)しか、努力の仕方はわからないのだろうか?
とりとめのない文章しか今は書けませんが、アルバイトをしているときに思ったのは、一番いいのは、親が(も)子供に解き方を教えてあげればいいのではないかということ。
小学校まで、できれば中学校まででも、親が(も)勉強の面倒を見てあげるのです。何をどう勉強すればいいか、親自身も子供と一緒に勉強して、教えてあげる。
一番いいのは、親が心に余裕と忍耐を持って、子供に勉強を教えてあげることができればいいのですが。その過程で、勉強がいかに難しいかを親自身も噛みしめながら。
でも難しいでしょうね。私は人の子ではないので親御さんの気持ちはわからないのですが、多くの親は勉強のできない我が子を見て、怒鳴ったり、叩いたりしてしまうでしょう。私が親になっても、同じことをしてしまう可能性は高いのだと思います。
ただ、勉強を見てあげることはできなくても、「塾に行かせておけば安心だろう」とは思わずに、自分は気にしているというサインを子供に送り続けることは、とてもいいことなんじゃないかと思います。