joy - a day of my life -

日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

きれい過ぎる緑

2006年09月14日 | 見たこと感じたこと



神戸の町を歩いていると、緑の多さに気づきます。それは、舗装された道路の間に植えられた木々です。

緑ですから、とてもきれいです。それに、自然なので、本物です。本物の植物であり、そこには本物の命があります。

ただ、それでも、あまりにも同じようにきれいな色と形の葉っぱの木々が並んでいると、そのきれいさに心地よさを感じると同時に、そこに人工的なものも感じます。

緑そのものは命の発現であり本物なのですが、その外見がレディメイドされた美人が並ぶみたいで、つまり形式的な感じもして、定規で正確に測ったような緑が並んでいるようにも感じました。

これは、人工的な町(町とは人工的なものだけど)で計画的に植えられたから、何か形式的なものに感じるのか、あるいは自然とは本来そういうものなのに、何かへんに“社会学的”な物の見方をこっちがしているのか。

神戸はきれいなグレーの道路と建物が増えました。震災で昔からの建物が壊されたので、それ以降に新しい建物が建ったのです。おそらくその一環で都市計画的に街路樹が植えられたのだと思います。

そこに植えられた緑を形式的なものと感じたとしても、しかし天然の山の緑を見て僕は感動するのだろうか?無秩序な自然に美を感じることができるのだろうか?野生の山とかでは、虫とか動物とか多そうで、怖い。


涼風