淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

映画「恋の罪」。水野美紀主演、園子温監督によるこの映画、今年観た邦画ナンバーワン!

2011年11月16日 | Weblog
 観たかった。
 とにかく観たかった。
 園子温監督の最新映画「恋の罪」のことである。

 封切りは11月12日。
 こうなったら、この映画を観るためにだけ東京へ行こうと、本気で考えたほどだ。

 ところが本当に偶然なのだが、名古屋への出張が決まった。ネットで日本全国の上映館を探したら、名古屋市内でも上映が決まっていた。
 それなら出張の際、仕事が終わった夜にタクシーを飛ばしてでも観てやろう、そう考えたのである。
 もちろん、夜も仕事が入ったとしたら泣く泣く諦めるしかないのだけれど・・・。
 つまり、そこまでしてでも観たかった映画だった。

 園子温監督の前作「冷たい熱帯魚」もまた、凄まじい映画だった。
 余りの凄さに、暫し言葉を失ったほどである。
 「冷たい熱帯魚」を観終え、それでも頭の中で引き摺っていたので、実際に起こった「愛犬家殺人事件」に関する告白手記、山崎永幸「共犯者」まで読んでしまった。

 それでも映画「冷たい熱帯魚」は、好き嫌いが極端に分かれると思っている。否定する人は嫌悪感すら抱くだろうし、2度と観る気がしないとまで言い切るかもしれない。
 僕は正反対だった。
 評価の高かった同じ園子温監督による「愛のむきだし」も悪くはなかったけれど、その何十倍も凄い映画だったと今でも思っている。

 そして園子温による最新作映画が「恋の罪」だ。

 名古屋で地下鉄に乗り、降りた駅が東山線「今池駅」。
 当然、生まれて初めて降り立った駅である。もうすっかり日が暮れていた。
 そして、やっと見つけた映画館「名古屋シネマテーク」に辿り着く。ふーっ。

 モギリの哲学的風貌男性に「いやあ、やっと見つけました、この映画館。僕、青森から来たんです!」と元気に声を出したら、表情一つ変えず、クールな声で「そうですか」の一言。

 なんかさあ。
 こっちとしては「ええーーっ! そんな遠くからお見えになったんですかあ。いやあ、映画好きな人間として感謝感激ですねえ。さあさあ、熱い珈琲でも淹れますから、ここはゆっくり映画談議でもご一緒に!」なんて暖かい言葉を期待したんだけどなあ・・・それはないか。すいません。

 それにしてもビルの2階にあるかなり古びた映画館である、「名古屋シネマティーク」。
 威厳があって、狭い廊下にアート系でマイナーな映画(つまり、心惹かれる凄そうな映画)のポスターが何枚も重なり合うように貼ってある。

 客席は50席もあるだろうか。
 しかも、一番前の席は座椅子である。座椅子!
 中は満員状態。
 サラリーマン風や学生、ちょっと尖がった風貌の映画青年たちで埋まっている。

 いよいよ映画が始まった。
 上映時間は約2時間20分。
 久しぶりに主演に抜擢された水野美紀、それから冨樫真、「冷たい熱帯魚」でも素晴らしい演技を魅せた神楽坂恵。この3人が主役を演じている。

 映画は、実際に起こった、東京・渋谷区円山町のラブホテル街での「東電ОL殺人事件」を基底にしている。
 夫と子どもがいるのにも関わらず、ほかに愛人を作っている女刑事が水野美紀、日中は大学で教べんを執り、夜は円山町で売春行為を繰り返している大学助教授に冨樫真、作家の夫を持ちながら、ささいな事から性の蟻地獄に落ちてゆく主婦に神楽坂恵。

 いやあ、凄い。
 傑作である。

 最初は、なんとなく往年の日活ロマンポルノの香りが漂い、「悪くはないけど、この程度の邦画なら70年代のロマンポルノにいっぱいあったよなあ」程度の感想を抱いていたのだけれど、3人の女性の、貪欲に奔放に淫らに真剣に堕ちてゆくその姿に圧倒され、そのうち声すら出なくなる。

 冨樫真が全裸で叫ぶ、「わたしがいるところまで堕ちて来なさいよ!」に激しい衝撃を受け、水野美紀の疲れ切った女刑事が、掛かって来た不倫相手の携帯を耳に当てながら犯罪現場で自慰に耽るシーンに圧倒される。
 そして神楽坂恵の、暗い性の蟻地獄にのめり込む過程で見せる、聖女たる微笑みのなんと美しいことか!

 映画はミステリー仕立てで進んでゆくのだが、観てゆくうちに、もうそんなことはどうでもよくなってくる。
 ラスト30分の圧倒的な映像力!
 特に冨樫真の母親役は凄過ぎる! 

 「キネマ旬報」の「恋の罪」特集を読んでいたら、やっぱりというか、海外でもその評価は真っ二つだったらしい。
 大絶賛と、真逆の低評価。それはそれでよく分かる気がする。

 セックスシーンも超過激だし、猟奇殺人を扱っている事もあって残酷なシーンが多い。なので、女性は嫌悪感を持つ人が多いかもしれない。
 上映中、一人の観客は途中で席を立ちました。はい。

 でも、僕は傑作だと思う。
 今年観た、かなりの数の邦画の中で、ダントツのベストワン。
 今、最も旬な監督、それが園子温だと思う。

 「恋の罪」。
 ほんと、凄い映画である。

 完全にノックダウン。
 未だに後遺症に苛まれる。















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「飛行機の窓から、憂鬱な雲と白い雪に包まれた初冬の街を眺めてた」

2011年11月15日 | Weblog
 さっきまでの、あの穏やかで、そして心地よい風は一体なんだったのだろう?
 青い空と、爽やかな微風と、頬を照らす太陽の光、あれはなんだったのだろう?

 県営名古屋空港発13:15FDA335便の飛行機から眼下に眺める風景は、余りにも様変わりしていて、まるで夢でも見ているみたいだ。
 たった80分間で、こんなにも周りのすべては一変してしまうのか・・・。

 今日の午前中は、暖かい太陽の下、名古屋市内をタクシーで周って仕事をこなした。
 あんなに名刺入れに詰め込んだ名刺が、もう2日間でほとんどない。何人もの人に会い、何人もの人と名刺交換をした。判らなくなるほどだ。

 そして仕事を終えて帰路に着く。
 早い。本当に早い。
 一日はすぐに過ぎ去り、あっという間に名古屋市周辺を巡る仕事の旅も終わってしまった。

 今、眼下に見えるのは、凍えそうな雲と、そこから覗く荒んだ原野、ただそれだけだ。
 しかも、白い粉を塗(まぶ)したように、雪が山間部に薄っすらと積もっている。

 初雪が降ったのだ、街に。
 それにしても、何て憂鬱な雲なんだろう。
 気が滅入る。
 
 青森空港に定刻より5分も早く降り立った飛行機から出た瞬間、身震いするほどの寒さに包まれた。
 寒っ。

 まだ車のタイヤ交換もしていなかったので、空港から坂道を下る際には少し緊張した。
 前を走っていた仙台ナンバーの自家用車は、悲鳴を上げるようにして路肩に停まり、そこから一切動かない。

 こっちは、それでも恐る恐るスリップしないようにギアをセカンドに入れたまま、ゆっくりと車を走らせた。
 なんで、今、雪なんだよ。ツイてないな。

 それでも街中に入ると、雪は全然積もっていなかった。濡れた車道は雨が降った後のようだ。
 出張した一人が同じ方向なので、家の近くまで送り、そこから家の車庫を目指した。
 吐く息が白い。

 遠くへと出掛け、そこから自分の住む街へ帰ると、何故か胸がきゅんと締め付けられる。
 どうしてだろう?

 また同じ日常が始まり、いつもと変わらぬ生活が繰り返されてゆく。
 そのことに対して怯えるのだろうか。

 飛行機に乗っている間もずっと、「このまま急降下したら、気を失って痛みも苦痛もなく死ねるのかなあ・・・」と、そんなことばかり考えていた。

 帰りたくない。
 否、帰りたくなかった。
 そのまま何処かにふらっと消える事が出来たら、どんなにか幸せだろう。そんな事も考えていた。

 この街は嫌いだ。
 でも大好きだ。
 だから一番愛する、そして一番嫌悪する、そんな街なのだ、この生まれた街は。

 夜になる。
 電話が入り、市内の歓楽街にある某料亭へと向かった。
 気の合う何人かの仲間たちとの会食。そして懇談。それはそれで愉しいひととき。

 1次会で帰ることに。
 疲れている。

 それにしても寒い。
 氷雨が顔を打つ。
 寒いな、この街。

 ほんと寒い。







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「名古屋か、和やか、月曜日」

2011年11月14日 | Weblog
 睡眠不足のまま起床。
 ホテルの朝食をがっつり摂って、8時半から行動開始。

 春日井市、小牧市、豊山町を分刻みで周り、お昼は「きしめん」と天婦羅を頬張ってすぐさま次へと移動する。
 お腹が相当きつい。

 それにしても心地よい秋晴れだ。
 まるで春のような陽気に包まれている。ぽかぽかしていて気持ちいい。このまま仕事を止めて昼寝でもしていたい気分。

 午後は、名古屋市内の4か所を駆け回った。
 あっという間に日が暮れる。

 本日の訪問はすべて終わったので、まずは名古屋市の繁華街、栄のホテルにチェックイン。
 そこから仕事仲間3人でぶらぶらと街中を歩くことに。

 まずは、錦通りからテレビ塔が聳える大通り公園へと行ってみた。
 ホテルのちょうど向かい側に、ジャズの名門ライブハウス「ブルーノート」名古屋を発見。
 ちょうど本日はお休みらしく、コンサートの日程を見てみたら、なんと古内東子やクレイジーケンバンドの名前も載っていた。
 観たいなあ。
 でも今月下旬のライブということで、当然にして観ることなど叶わない。

 続いて、三越、松坂屋、パルコがひしめく大通りの繁華街へ。
 「オアシス21」という巨大なビルが見えて来た。奇妙な躯体をしていて、空中池もあってひときわ目立つ。
 当然、屋上に設置している大きな空中池へと行ってみた。
 なかなか奇抜な造りで、感心してしまった。

 そのまん前にあったのが「愛知芸術文化センター」なる、これもまた巨大な建物。
 中に入ると、県立の美術館も併設されている。
 ポロック展ということで、「これは入らなきゃ」とチケット売り場を目指したら、残念ながら「本日閉館」の看板が立っている。
 残念だ。ポロック、見たかったなあ。

 それにしても、名古屋って素敵な街だ。
 まず、メインストリートに立ち並ぶ建築物がどれも奇抜で面白い。
 商業ビルにひっついて、いきなり大きな観覧車が動いていたりする。食べ物同様、とても風変わりで心が躍る。
 エルメスもヴィトンもティファニーもアルマーニの店も、いっぱいあるし。

 実はどうしても観たい映画があって、ほかの2人とは地下鉄「東山線」の前で別れることにした。
 そこから今度は独りで地下鉄に乗り込み、目指す映画館へと向かった。

 映画は、園子温監督の「恋の罪」である。
 観たくて、観たくて、仕方がない。
 ちょうど名古屋で上映していると聞いて、これだけは何としても観たかったのである。

 映画を観終え、また地下鉄に乗ってホテルのある栄駅へ。
 映画の報告をしたくなって、園子温の前作「冷たい熱帯魚」を絶賛する電話をわざわざ掛けてよこした2人の友人に、今度はこっちから電話をしてみる。

 「今年観た日本映画のベストワンです!!!」

 小腹が空いたけれど、あえて夕食を摂らず、そのままホテルに帰ってお風呂に入った。
 あとは、ぼんやりとテレビを観る。

 こうして名古屋の忙しい1日が終わった。
 明日も午前中、市内を周り、午後の便で青森へ帰ることに。

 今日は1日中歩き回って疲れたのか、怖い妄想に怯えることなく、12時には眠りに落ちた。

 明日の青森は雪らしい・・・。







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「FARTHER ON」

2011年11月13日 | Weblog
 荷物は軽めにした。
 着替えのワイシャツと下着類。あとは東野圭吾の文庫に伯野卓彦「自治体クライシス~赤字第三セクターとの闘い」の本を入れただけ。

 日曜日の出張というのも疲れるものだ。
 休むべき日には休みたい・・・とは言うものの、ここ最近ずっと土日は仕事が続いてる。仕方ないけどさ。
 10月、11月と出張も続いてて、東京2回、仙台1回。そして今回は名古屋周辺だ。

 青森空港発15時5分、名古屋小牧行き。
 天気がいい。
 空港に向かう道の周りにナナカマドの実が色づいていて、散った落ち葉が陽の光を浴びて輝いている。

 ニール・ヤングの「Live Rust」を聴きながら、約20分程度で青森空港の駐車場に到着。まだフライトまで1時間もある。
 早めに搭乗手続きを済ませ、搭乗口付近の椅子に腰掛け、東野圭吾を読み耽る。

 それにしても今時の探知機って凄い。
 携帯も含めて金属系はすべて提出したのに、何故か探知機の警報が鳴り続ける。おかしいなあと、全身くまなく再点検したけれど、ゲートを何度潜っても探知機が反応してしまうのだ。

 なんと、犯人はガムだった。
 ガムを包む銀紙が反応していたのである。
 凄いなあ。

 飛行機は定刻にフライト。
 窓から眼下を眺めた。
 豆粒ぐらいに見える、道路や河や家や車。岩木山の頂上、白神山地、大きな湖、何もかもが11月の太陽に照らされている。

 80分で県営名古屋空港に到着。
 けっこう暑い。
 空港からタクシーに乗り込み、本日の宿泊先である勝川駅前まで。

 勝川駅前は再開発が終わったばかりという事で、綺麗なビルが聳えている。高架橋から駅へと続き、宿泊先のホテルはそのまん前にあった。
 今夜は、ここ春日井市。

 お昼も摂っていなかったのでお腹が鳴っている。
 駅前の居酒屋にみんなで入り、生ビールを飲みながら名古屋名物「手羽先」と「みそカツ」を食す。

 宿に戻って、独り、NHK大河ドラマ「江」、それからTBS「南極大陸」。続けてそのまま「EXILE魂」。
 凄いでしょう?
 何処にも出ないで、おりこうさんに、ちゃんと独りでテレビ観賞してるもんね。

 メールが入り、何度か遣り取り。
 外を眺めた。
 日曜日のひっそりとした駅前。人影もない。

 ジャクソン・ブラウンの「FARTHER ON」を何気に口ずさむ。

 ・・・僕の肩ごしに 過去の光に包まれた 楽園の幻を覗きこむ。朝になれば 僕はまた地図と固い信念とともに また歩き始める・・・

 さあ寝ようっと・・・。

 それはそうと、どうもホテルって寝付けないので困る。
 恥ずかしい話なのだけれど、不意に備え付けの大きな鏡を見るとか、それからお風呂に入ってカーテンを閉めてシャワーしていたりすると、突然ナイフを持った怪人が現れるんじゃないかと、おかしな妄想が膨らんでしまい、心から眠りに落ちることが出来ないのである。

 臆病で、どうしようもない怖がりなのだ。この俺は。

 結局、暫らくテレビを点けたまま目を瞑り、そのままいつのまにか眠ってしまった。
 ほんと、どうしようもない・・・。







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「木村食堂のポッキーな一日」、「ザ・スミス」コンプリート、そして晩秋の八甲田連峰―

2011年11月12日 | Weblog
 それにしても美しい満月だった。

 11月11日金曜日の夜。
 青森駅前の青森市民ホールで19時から始まる、「劇団かまりこ」と中心市街地に位置する「昭和通り商店街」との舞台コラボレーション、「木村食堂のポッキーな一日」までまだ時間があったので、いつものようにぶらりと海まで行ってみたのである。

 静かで穏やかな夜の海。
 その東側の真っ黒な空に、くっきりとまん丸に輝くお月さまが浮かんでいた。
 思わず見惚れてしまった。

 凪の水面に、その満月の美しい光が真っ直ぐな筋を刻んでいて、月は、まるで夜空を支配している巨人が綺麗に空のカーテンを刳り抜いたようにも見える。

 多分、何かの大きなコンベンションが市内で開かれているのだろう。何十組ものスーツ姿の人間たちが、「街なか散策」コースのボランティアたちに連れられてウォーターフロント沿いを歩いている。
 首都圏から大挙新幹線に乗ってやって来ているようだ。

 美しいお月さまを独り堪能し、舞台「木村食堂のポッキーな一日」を観るために「青森市民ホール」へと歩いた。

 今回の催し、某地元新聞にその劇評を掲載することになっているので、生半可な気持ちで観ることは出来ない。
 「木村食堂のポッキーな一日」劇評が掲載されるのが26日。日曜日からは名古屋に出張なので、何とか土日で書き終えないと・・・。

 それにしても今年中に書き上げなければならない原稿がかなりある。
 今回の劇評、それから年末に出版される新しい「津軽学」への論考、依頼されている「青森ペンクラブ」へ提出する原稿・・・そのほかにも幾つかある。

 とにかく時間を捻出しなければ。
 時間だけは皆に平等だ。となると、如何にやるべき事に優先順位を付けるかが重要となる。断るべきことは断らないと・・・。

 12日の土曜日は、日中仕事が入る。とほほ。
 いい天気。気持ちがいい。
 なんでこんな日に仕事なんだろ。

 まさしくインディアン・サマー。
 こんな素晴らしい快晴の日は、ゆっくり海辺をジョギングしていたい。いい汗搔けるだろうなあ。

 ひとつの仕事は午後に終了し、別の所用のため八甲田連峰へと向かった。
 イギリスのロックバンド(既に解散して久しいけれど)「ザ・スミス」のボックスを買ったので、ファースト・アルバムから順序良く聴いてゆく。

 ボーカルのモリッシーよりも、ジョニー・マーのギターが何ともカッコいい。
 そのカッティングの妙、リズムの刻み方の素晴らしさ・・・。
 それらの音が一体となって、もうすっかり紅葉が終わった、裸木から洩れる夕方の淡い太陽に絡んでゆく。

 帰宅したのは夜の11時過ぎ。
 そこからパソコンに向かって原稿書き。

 明日から名古屋だ。
 ちょっとは街歩きが出来るのかと期待したのだけれど、それは甘い見通しだった。
 日程表を見たら、まさに分刻みの過密スケジュール。凄まじいまでの訪問先だ。

 だよね。
 そんな甘くないよね。仕事って・・・。
 中々そう簡単に休ませてはくれません。
 ふーっ。









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「ザ・スミス」コンプリート・リマスター・セット

2011年11月11日 | Weblog
 とにかく連日連夜、音楽漬けである。
 一日何枚もアルバムを聴いている。

 あれほど狂ったように聴いていた日本のロック・アルバムは、今ほとんど聴くことがない。
 ひたすらアメリカやイギリスのロックを聴きまくっている。

 今回は「ザ・スミス」。
 全アルバムをリマスターしたボックスが発表されたので、当然輸入盤を購入。
 だって日本版だと2倍の価格。
 円高ドル安とはいえ、あまりにも高過ぎないか日本盤!

 やはり、ジョニー・マーのギターは素晴らしい。
 僕は、あんまりモリッシーの声質って好きじゃないので、どうしてもジョニー・マーのギターに耳がいっちゃうんだよなあ。

 メランコリーで湿った感じ。
 どこから聴いてもイギリスの音だ。






 

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「ランゴ」

2011年11月10日 | Weblog
 ジョニー・ディップが主人公ランゴの声を演じたCGアニメ映画「ランゴ」。

 とにかく絵は完璧というしかないほどの美しさ。
 ここまでCGは進化したのかとびっくりする。

 物語は単純明快。
 導入部、砂漠を移動中の車から振り落とされてしまったペットのカメレオンが映し出される。
 たどり着いた町の酒場で、嘘をついて武勇伝を語ってしまったことから、住人たちから保安官に任命されてしまうのだが・・・。

 及第点はあげられるだろう。
 CGを縦横無尽に使いこなす、監督ゴア・ヴァービンスキーの勝利!





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「ピンクフロイド」

2011年11月09日 | Weblog
 僕が初めて生で観た(あるいは聴いた)外国のアーティストがピンクフロイドだった。
 箱根で行われた「アフロディーテ」で、彼らの音楽に初めて触れたのである。

 ちょうど箱根の野外コンサート会場が霧に包まれ、その素晴らしい雰囲気の中で彼らの音に触れたことを、今でも懐かしく思い出す。

 そのピンクフロイトの全作がリマスターして発表された。
 当然、聴くでしょう、改めて。

 そして今、僕は彼らの偉大さを再認識している。
 ピンクフロイドの紡ぐその音世界。
 貴重である。








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「夜明けの街で」東野圭吾

2011年11月08日 | Weblog
 東野圭吾の小説って、どれも面白い。
 もちろん、彼の全ての小説を読んだわけじゃないけれど・・・。

 今回読んだのは「夜明けの街で」。
 現在、同名の映画も上映されている。

 読んだ感想だけど。
 うーん。
 主人公の不倫と、その不倫相手の殺人事件絡みの過去とに焦点をあててゆくのだけれど、不倫を語ることに物語の大半が埋められていて、肝心の時効まじかの犯罪が脇に置かれてしまった。

 単なるラブストーリーとして読めというのなら、それはそれで解りますが。






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コールドプレイ「マイロ・ザイロト(MX)」

2011年11月07日 | Weblog
 コールドプレイも大好きなロックバンドだ。
 アルバムは当然すべて持っている。

 初期の哀愁を帯びた、少しひんやり感の漂う音もいいけれど、最近の、肯定的で前向きな音も素晴らしい

 最初、新作の「マイロ・ザイロト(MX)」を聴いた時は、余りにも期待感が高かったこともあって、ちょっと肩透かしをくった気がしたけれど、聴けば聴くほど良くなってきた。

 アルバムの帯にもかかれているが、「21世紀最大のロックバンド」という言葉、あながち嘘ではない気もしてくる。







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「リミットレス」

2011年11月06日 | Weblog
 この映画、面白かった。
 肩の力を抜いて安心して最後まで観ていられる。

 只今絶好調の俳優、「ハングオーバー!」で注目されたブラッドリー・クーパーと、久しぶりの登場である御大ロバート・デ・ニーロとの共演作である。

 脳神経を活性化させる新薬をふとしたことから手にした主人公の、人生のどん底から頂点へと登りつめる姿をスリリングに描いた、サスペンス映画だ。

 ストーリー自体が奇抜で面白いので、飽きがこない。
 素晴らしいサスペンス映画の傑作とまでは言えないけれど、それなりに満足するんじゃないかな。






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「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」

2011年11月05日 | Weblog
 やはり、こういう映画は正直心が躍ってしまう。
 大好きなのだ、こういう類いのアクション映画って。

 子どもなんだろうか、幾つになっても。

 「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」、日本国内ではそれほどヒットしなかったようだ。
 確かにスパイダーマンとかスーパーマンほどメジャーではないし、今作のストーリー自体、第二次世界大戦当時の大活劇ということもあってか、地味な印象は拭えない。

 でも最後の最後、次へと繋ぐちょっとした展開が提示され、ますます期待は膨らんでゆく。

 続く、大作「アベンジャーズ」への壮大なる予告編と捉えるべきなのか?







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「ミッション:8ミニッツ」

2011年11月04日 | Weblog
 デヴィッド・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズ監督による、「月に囚われた男」に続く第2弾作品。

 シカゴで乗客全てが死亡する列車爆破事件が発生する。
 犯人捜索のミッションに、米軍兵士が選ばれる。それがジェイク・ギレンホールである。

 事件発生8分前の意識の中に入り込み、その人物になりすまして犯人を見つけ出すという極秘作戦で、必ず8分後には爆破が起こり元の自分に戻り、何度も「死」を体験するという過酷な任務を任されるのだが・・・。


 こういうタイムスリップものって、どうも苦手だ。
 色んな箇所に矛盾を感じてしまい、ストーリーを追うだけで疲れてしまうのである。

 ただこの「ミッション:8ミニッツ」、ラストのどんでん返しも悪くないし、それなりにのめり込める。
 それに、ジェイク・ギレンホールって好きな役者だし。






 

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「カルツ」

2011年11月03日 | Weblog
 まるで甘くて美味しいストロベリーケーキみたい。

 ニューヨーク出身の男女デュオ。その2人のファースト・アルバムだ。
 まずジャケットがイカしてる。
 これだけで買いたくなる。

 音は、60年代、70年代テイストのポップス風でありながら、中々奥が深い。凝っている。
 とてもポップで聴きやすいのだが、影のような部分もチラチラ垣間見れる。

 売れるかも。





 

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ドラムス「ポルタメント」

2011年11月02日 | Weblog
 今年聴いた洋楽では一番気に入っている。
 この「ドラムス」ってバンド、いいわ。

 このバンドも実は、最新ロックを聴き漁っている師匠のK君から教えて貰ったもの。
 スミスっぽいとの評判もあるけれど、ひ弱で淡白な音が胸にきゅんと響く。

 こういう音楽は癖になる。
 ただし好き嫌いは分かれるだろうけど・・・。

 暗さがたまらないのである。
 でも、八方ふさがりのデッドエンドというわけでもない。
 仄かな希望の光のようなものも感じられる。
 そこがいいんだなあ。





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