淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「深まる秋ー」

2005年10月14日 | Weblog
 木曜日、たまたま仕事で外に出た。
 気持ちのいい秋晴れの空だった。萎えた気持ちが少しは持ち返す。天気ってそういうものだろう。
 県庁通りを横切って青い森公園に入る。
 まだ紅葉真っ盛りというわけじゃないけれど、木々の中には真っ赤に色づいているものもある。
 公園の真ん中の芝生にも周りのベンチにも人影はない。
 県庁庁舎を何気なく眺める。人々が忙しなく部屋の中を動き回っている。
 初老の男性、見たところ退職をして間もないような感じの男性が、独り、新聞を広げ木製ベンチに腰を掛けている。
 散歩だろうか。
 やがて僕も、こんなふうに時間を持て余し、緩やかな日差しが差し込む公園でその日の新聞を広げて読むんだろうかと、ふと考える。
 
 今週は、会議会議の連続で、終わると何故かガクッと疲れてしまう。こうして毎日が少しずつ動いてゆく。
 ただそれだけの事だけど・・・。
 一週間なんて、あっという間に僕の前を過ぎてゆく。昔はこんなに速くなんてなかったのにね。

 今日は昨日と違って、ぐっと秋の深さが増している。
 今日も外での会議が続き、街中を行ったり来たり。
 でもやはり目に付くのは、紅葉し始めた街路樹だ。10月の下旬にでもなれば、八甲田連邦の樹木は鮮やかな色に染まってしまうのだろう。
 そしてその次には、この街に永い冬がやって来る。とても永くて寒い冬が・・・。

 金曜日の夜って、心がウキウキ弾ける時と、言いようの無い寂しさが纏わり付く時がある。何か今日は、夜のカーテンが降りると同時に、ひんやりとしたとても冷たい感情が僕の中から少しずつ滲み出て来る。
 こんな日は、早めに仕事を切り上げて、本屋さんで本を買い込み、何処か静かな珈琲ショップに駆け込み、ゆっくりと独りでいたい。
 
 こういう負の感情って一体何なんだろう?
 切なくて、掻き毟られるような感情の群れ・・・。
 特にその言葉に出来ない感情が襲ってくるのが、金曜日の夜。それから日曜日の夕暮れ。そしてクリスマス・イヴにお正月。
 乖離だろうか、ギャップだろうか。
 昔、ユーミンがいみじくも歌った「悲しいほどお天気」という気分。それに似てなくもないけれど。

 兎に角、ここはひとまず逃げ出すに限る。
 暇でもあれば独り旅。でもそれは無理だよな。
 だって明日も仕事だし・・・。

 

 
 

 
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