木春菊の雑記帳

2005年6月開設の徒然日記。その時みたマーガレット(木春菊)が名前の由来です。

令和

2019-04-01 12:11:05 | ニュース

各種メディアが注目していた

新元号は「令和

原典が万葉集とのことで

大学時代に愛用していた注釈本を開いたら

確かにありました。

天平二年正月十三日に

大伴旅人の邸宅で梅を見ながら

宴会を開いた際に詠まれた歌三十二首。

その序文に。

「初春の令月にして気よく和らぎ」

(初春のよき正月で天気は良く風も穏やか)

その時の情景のような温かい日に

飛び込んだニュースでした

(夜は寒くなりましたが)

 

その後にある三十二首は

風流なものから艶のあるものまで様々。

そこは今と変わらないようです。

花を見ないでスマホを見る人が

いるかいないかの違いはありますが。

その中の一首を紹介します。

「春されば まづ咲く宿の梅の花

ひとり見つつや 春日(はるひ)暮らさむ」

春になるとまず咲くこの家の梅の花を

ただ一人見ながら春の長い日を暮らすことであろうか

(山上憶良)


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