小よく大を制す

決して間違えているわけではありません
現在公開中の映画
「バンクーバーの朝日」の
感想を一言で言うと
「柔よく剛を制す」ならぬ
「小よく大を制す」

バンクーバーの日本人街で結成された
バンクーバー朝日軍
体格のいい白人たちに比べ
身体の小さい日本人チームは万年最下位
しかし人種差別に苦しむ日系人たちの
希望の星でした

そんななかキャプテンのレジー笠原が
機動力野球を取り入れたことで
チームは連勝を重ねます

1900年代前半に実在した
バンクーバー朝日軍をモデルにした映画
実際のバンクーバー朝日軍は
万年最下位どころか強豪とされたチーム
そしてフェア精神を貫き
暴力行為を行わないチーム

しかしそれが災いして
不公平なジャッジでリーグ最下位に沈みました

それでも機動力野球とフェア精神は
白人たちにも受け入れられました
そして実力を伸ばし
1941年までリーグ５連覇を達成しました

映画終盤には実際の朝日軍に所属した
ケイ上西さん（と思われる人物）が
登場します

台詞もない、５秒程度の出番
でもそこが最も印象的でした