雲の中の魔法学園

米林宏昌監督最新作
「メアリと魔女の花」

自分はいい作品と思うけれど
賛否両論ありそうな作品です

目を奪われたのは
リアルな雲の描写
見ているだけでおいしそうな
料理の数々
スタジオジブリを踏襲しています

そしてメアリと相対する
マンブルチューク校長とドクター・デイ
メアリとピーターを苦しめる
二人ですが全くの悪人に
感じられないのがいいです

その一方で
長所でもあり短所でもあると
感じたのが
過去のジブリ作品を
思わせる光景

スタッフはそれを意図しているか
わかりませんが
そう見えてしまいました

例えば、雲の中にある
学園の風景は天空の城のようであり
マンブルチュークは
温泉宿の大女将のようであり
黒猫と箒と少女の光景は
宅配業を営む少女を彷彿とさせました

特に最後の例は
魔法がテーマだけに
強く感じました

魔法の力を手にしたら
猫の言葉がわかるようになるとか
使えなくなった箒の代わりに
デッキブラシを使うとか
そんな展開を期待しましたが

さすがにありませんでした