おまけ② 田中孫作の墓

大通院御霊屋の傍らに立つ墓石。
墓の主は田中孫作。
小さな墓石ですが
この人物は一豊出世物語に
欠かせない人物です。
大河ドラマ後半に登場すると思われます。

そのエピソードは以下の通り。
石田光成の密書を受け取った千代は
封を開けずに家康に送ることを決断。

「内府(家康）殿に渡すまで開封しないように」

そう書いた夫への文を
配下の田中孫作に託した。
近江出身の孫作は不破関を難なく越え
一豊のもとへはせ参じた。
文の通り一豊は密書を家康に渡した。
家康はこの機転を大いに褒めた。
そして家康は小山評定を開いた。

妙心寺大通院

関西旅行レポート第３回。
妙心寺編です。

妙心寺は無相大師の開基。
今の長野県中野市の生まれです。
大徳寺の末寺から独立し、
今や京都で一番大きな寺院。
石庭で有名な龍安寺も
ここの塔頭の一つです。

法堂・仏殿、明智風呂などの見所がありますが
今回訪問したのは、
特別公開中の大通院。
山内家の菩提寺で湘南禅師の開基。
禅師は山内家の門前に捨てられていた
一豊夫妻の養子です。
御霊屋に並んで立つ墓石。
今も仲良き夫婦のようです。

余談ですが山内家の家紋は「三葉柏」。
それが三菱の社章の元だそうです。
(創業者岩崎弥太郎は土佐出身）

第４回は姫路城編です。

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