陽だまりの中のなか

前田勉・秋田や詩のことなど思いつくまま、感じたまま・・・。

水彩画「彩雅会展」

2021-05-14 | 詩関係・その他



昨日、第10回「彩雅会展」に行ってきた。
この会展に初めて行ったのは3年前だったか。
私の所属する詩とエッセイ誌「海市」の同人である細部氏が、この会に所属しているというのがきっかけであった。
水彩画というのは、実はその時まで直接鑑賞する機会がなかったのだが、以降、繊細でやさしい画調に魅かれた。
 
今年の出展数は、主宰者の作品3作を含め15名全63作品。
贔屓目と思われようが?ここは細部氏のことのみにて・・。
(残念ながら本人がいなかったので、作品撮影は遠慮した。ここに貼り付けたかったのだが・・・)
彼の出展数は7作。その中で「西日通り」に魅かれた。
静物画「秋の拾いもの」に描かれた、洋酒の瓶と枯草のシャープな表現に惑わされながらも・・・・。
「西日通り」は、街角のある情景を切り取ったクールな感性を表現したように思えた。
硬質で「つんっ」としていていい。
素人の私には上手く言い表せないが、信号で止まっている?車の影と街路樹の影が、
その方向性、角度からして柔らかくやや不一致の揺れを見せているのがまたいい。

「晩秋」は稲刈り後の田圃を手前にした構図。縦の画角で遠近を強調していた。 
「秋のシルエット」は公立美大と思われる倉庫とイチョウの大木。
  これまで観てきた彼の樹木、葉の表現が如実に出ていた絵だと思った。

今回は、「海へ行く道」「朝」「晩秋」など縦の画角に挑んだテーマだったのかな?と感じたが、
さてさてさて・・・どうなんだろう。そのうち聞き出そう。

コロナウイルス感染症拡大が進む中、開催に難儀したこととは思うが、
入り口でのマスク着用掲示、氏名と電話番号記入の記帳、記帳筆記具の都度消毒など、
受付対応はしっかりとしていてなんら不安はなく、関係者の熱意を感じたひと時であった。感謝。

会期は残念ながら明日まで。
当ブログの影響力は全くないが、今のコロナに関する状況を鑑みこの時間でのUPとした<(_ _)>。
会期日時:5月14日(金)から16日(日) 10:00~16:00
開催場所:アトリオン(秋田市中通2丁目3−8)3階展示室A,B
入場料 :無料
その他 :駐車場はなし。会場付近の有料駐車場ご利用を。


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