陽だまりの中のなか

前田勉・秋田や詩のことなど思いつくまま、感じたまま・・・。

個人情報

2005-12-22 | 地域・社会
先日ある知人から電話があって、
私の名前が商業誌「現代詩手帖」に載っていないが
どうかしたのか?という。
この商業誌は、毎年12月に国内の主だった詩人の住所録を
掲載している。
確かに昨年までは私の名前も載っていたが、
今年は載っていないらしい。

個人情報に関する法律が施行されてから
なんだかんだと面倒になり、
あらゆる面で過剰反応の感もある。
実は、
「個人情報保護の観点から指定した日までに同意か否かを返信願う」と
同誌の編集部から留守宅へ手紙による連絡があった。
久々に帰った折にその手紙を見たが、すでに期日は過ぎていた。
よって、同意を得られなかったことになって掲載されないということに過ぎない。

この旨知人に答えたのだが、
知人いわく、私が詩をやめたか病気でもしているのではと思ったらしい。
そう思ってくれるのはありがたいが、そんな大げさな。
たかだか・・・

今の時代、誰が何を考え何をするのかわからない。
勤務先でも同様、今では入社年月日でさえ検索・閲覧できない。
ちなみに、私はその種担当の部署なのだが・・・。

インターネットを例にするまでもなく、
情報社会が年齢やモラル・自覚の有無に関係なく無差別に押し寄せてから
なんだか考え方も社会も変になってきたように感じる。
”匿名”であることのずるさや陰湿さ無責任さが表出されて
そればかりが先行している。
後手後手で守ってばかりいる・・・。





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