陽だまりの中のなか

前田勉・秋田や詩のことなど思いつくまま、感じたまま・・・。

思潮社現代詩文庫『米屋猛詩集』

2016-11-09 | 詩関係・その他

        

 思潮社現代詩文庫「米屋猛詩集」が刊行され、届いた。
 米屋さんは1979年の第一詩集「家系」で第13回小熊秀雄賞受賞。第六詩集「人に生まれて」で第12回秋田県現代詩人賞を受賞している。このたびの現代詩文庫は六冊の詩集の一部または全編を収録。
 秋田の地名や祈り、愛、やわらかな感じのする<ぼく>から見る多彩な繋がり・風景が描かれている。全般に、静かでナイーブな詩人の姿が見え、豊饒な時間を感じることが出来た。
 詩人吉田文憲さんが「聖地巡礼としての、秋田」と題し、米屋論を書き下ろしているのも読みごたえがある。

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