陽だまりの中のなか

前田勉・秋田や詩のことなど思いつくまま、感じたまま・・・。

世界”違算”・・・・

2005-10-18 | 
日曜日、山へ向かいたいが今一気が進まない
前日の雨が結構強かったので、きっと山道はぬかるんでいるに違いない・・・
という理由付けにして踏ん切りをつけた。
それで次の候補が青森県西目屋村から岩崎村までの
白神ラインということになった。
このラインは山岳道で当然ながら砂利道。約3時間程度はかかる。
5年ほど前に岩崎から西目屋へ抜けたことがあった。
さて、西目屋。
なんと立派なバイパスが出来、でっかいホテルと見まがうPR館が出来、
5年前、帰りに入浴した「白神館」しかなかった周辺は
すっかりあか抜けた観光地になっていた。


世界遺産、白神山地”詣出”はもはや・・・。
大型バスが列をなし、外人さん”のツアーがいて、
登山でお馴染みのオバさんパワーが通行を阻み、
数の原理で傍若無人。
そして皆、胸には旅行会社のツアーワッペンをぶら下げて
「控えおろう!!」
と申し候。


あまりの団体の多さに閉口して、暗門の滝手前
第三の滝で引き返した。
往復約1時間半、久々のウォークは満足であったが、
何かしっくりしない部分を残しての世界遺産であった。
(そういえば同音異義の”違算”というのがあったナ。
 誤算転じて計画ミスとも解される・・・・。)


写真は、
白神山地の代名詞の一つである「暗門の滝」へ向かう途中の渓谷。
観光客(私と相方もその中の一人だが)の波が途切れた瞬間を狙ってのショット。
紅葉にはまだ早かった。

 
コメント
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