kyoの今日を楽しく☆

趣味の陶芸・食べ歩き・映画鑑賞などを通じて毎日を楽しく充実して過ごせたらと思っています!

「大いなる陰謀」

2008年05月03日 00時42分26秒 | 映画
ランチの後は、今日は1日で映画の日なので
映画「大いなる陰謀」を観に~。

映画の日は、レディースディとは違って男の人も1000円で
観れるということで、ものすごい人数がロビーで開演時間を待っている・・

でも、最近は窓口の長い列に並ばずに
インターネット予約出来るので、楽ちんっ♪

トム・クルーズ、メリル・ストリープ、ロバート・レッドフォードという
豪華俳優陣のこの作品。

監督も、ロバート・レッドフォードが7年振りに手がけているということも話題。

ストーリーは・・・
大統領への野望をいだく上院議員(クルーズ)は、
最新の“包括的戦略”を、
ネットワーク局ニュース番組のジャーナリスト(ストリープ)に、
言葉巧みに情報操作しながら売り込もうとしていた・・・
そして同じ頃、遠く離れたアフガニスタンでは
その包括的戦略作戦が実行に移されていたのだった・・
しかし山中でヘリが襲撃され、若い2人の兵士が転落。
重傷を負った彼らを敵がジリジリと包囲していく・・・
そして、また同じ時刻のカリフォルニアの大学では
理想主義者の大学教授(レッドフォード)は、
素晴らしい才能を持つ生徒(ガーフィールド)の
生き方をなんとか変えさせようと必死に説得を試みていた・・

この映画のすごいところは、
「イラク派兵はミステイクだった」と言い切ったところ!

やはり9.11事件以降
それを口実に、アメリカが突き進んできたテロとの戦い・・・
しかし犠牲者ばかり増え、終わらないこの戦争は本当に国のためなのか、
政治に利用しているだけではないのか? 
誰もが抱いているその疑問をアメリカ人自身が
真正面から向き合ったという意味でも、画期的。

トム・クルーズは、いつもの正義の味方のイメージから遠い
自信家で、野心家の腹黒い政治家を熱演していたし

メリル・ストリープは、やっぱりさすがだなぁ~と思った!
知識も経験もあるベテランジャーナリストの葛藤を
上手く表現!
本当にこの人は、恋に溺れる田舎の主婦から
犬も喰わないようなバリバリのファッション編集長など
どんな役をやらしても、いそうに見えるところがすごい。

ロバート・レッドフォードはそれにしても、結構なお歳のはずなのに
50歳代にしかみえない・・
やはり監督ということで、一番言いたかった
「どんな出来事に関しても、無関心が一番の元凶」というところを語る役どころ。

観客に問いかけ、問題提起をして終わる作品は
アメリカ映画としては、本当に珍しい。