kyoの今日を楽しく☆

趣味の陶芸・食べ歩き・映画鑑賞などを通じて毎日を楽しく充実して過ごせたらと思っています!

「鉄コン筋クリート」

2006年12月13日 23時18分24秒 | 映画
今日は、お友達に頂いた試写会へ。

『青い春』、『ピンポン』の作者、
松本大洋の傑作コミック『鉄コン筋クリート』が、
13年の時を経て、映画化。

私は漫画は読んだことはないので
全然どんな物語なのかも分からず・・
でも、声優陣が豪華で楽しみにしていました。

監督は、『アニマトリックス』をはじめ、
ハリウッドのVFXの第一人者としても名高いという
マイケル・アリアス。
日本の漫画を日本語のまま、外国人が監督することに
驚いたのですが、彼は関西弁もしゃべれる日本語ペラペラの
人物だとか!

ストーリーは・・・
義理と人情とヤクザの“地獄の街”「宝町」で暮らす
〈ネコ〉と呼ばれる少年クロ(声/二宮和也)とシロ(声/蒼井 優)。
親を知らない彼らは、“暴力”に頼って、
カツアゲやかっぱらいなどをしながら、
協力しあって毎日を過ごしていた。
そんな「宝町」に“再開発”という名目の不穏な動きが見え始めたある日、
シロが3人組の殺し屋に襲われるという事件が起きる。
クロのおかげで何とかその場は助かったものの、
シロは警察に保護されることとなる。
いつも一緒で一心同体だったシロと離ればなれになってしまったクロ。
その日から、彼の心は暴走しはじめる・・・

何にも穢れていないシロの声役の蒼井優が
声だけなのですが、熱演が伝わってくるよう!

クロ役には、硫黄島の手紙の演技でも今話題の二宮和也
木村役には、伊勢谷友介
ネズミ(鈴木)役には、田中泯
沢田役には、宮藤官九郎
蛇役には、本木雅弘
などなど、そうそうたる声優陣!!

映像としては・・最近のアニメ映画って、
3次元で立体的なものがほとんどですよね。

でも、この映画は手書きのアニメーションを使っているようで
色鉛筆のようなふわっとしたカラフルな色使いで
とってもレトロで懐かしいような印象!
(最先端のCG技術も駆使しているようですが)

松本大洋という原作者の作品を読んだことはないのですが
彼独特の世界観があるようで
やはり善と悪は人間の心の中での戦いであること、
大きな変化を自分の中にどうやって受け入れていくのか
などなど・・考えさせられます。