kyoの今日を楽しく☆

趣味の陶芸・食べ歩き・映画鑑賞などを通じて毎日を楽しく充実して過ごせたらと思っています!

「ワールド・トレードセンター」

2006年09月20日 23時49分09秒 | 映画
今日は、「ワールド・トレードセンター」の試写会へ。

そう、まさにあの悲劇の9.11を題材にした映画。

オリバー・ストーン監督が
政治色を一切はぶき、
事実だけを伝えようとしている作品に仕上がっていました。

このところ、あの事件を題材にした映画が登場し始めています。
やはり、あれだけの事件だったので
1~2年は、呆然としている間に時は過ぎ去り・・
3~4年目で、映像にする構想が持ち上がり、リサーチをして・・
5年目で作品が出来上がる・・・
といった感じで5年ぐらい経たないと
遺族の気持の上でも、なかなか難しいんだろうなぁ~と。

今作は、NYの港湾警察で働く
ジョン・マクローリンとウィル・ヒメノという
実在の警察官の実際に体験した話を基に作られているとか!

彼らは、あの混乱の中、避難する人々を救出する為に
命を顧みず、ワールド・トレードセンターに入り、
崩壊に巻き込まれ、瓦礫の山の中に生き埋めになってしまう・・

生き埋めになりながらの2人の会話、
安否を心配する家族の様子、
避難する人々の不安気な様子、
2次災害の不安の中、決死の覚悟で救出を行う人々・・

本当にリアルに描かれています!

ジョン・マクローリンを演じた
ニコラス・ケイジは、生き埋めになってからは
ほとんど顔と声だけでの演技!
なのにリアリティがあるのです。

彼は、色んな役を演じているけれど、どんな役も
本当にいそうなリアリティを与えるのが上手いっ。

これが本当にあった話だと思うと
余計に息詰まるような緊迫感が伝わってきます。

人間1人1人の力では、
どうしようもない程の事が起った時こそ!
やはり本当に必要となるのは、
1人1人の勇気だったり、決断力だったり、信じる力だったり
同じ人間の力が必要となるということを見せつけられた気が。

しかし、5年経った現在でも・・
彼らは何一つ悪くないのに、
仲間への自責の念に捕らわれていたり・・
事件のショックで社会復帰出来なかったり・・
粉塵による肺への病気に苦しめられていたり・・
生き残った人々も今だに苦しめている現実があるようです・・