今日は、「出口のない海」の試写会へ。
原作は、感動作「半落ち」を書いた横山秀夫
監督は、佐々部清
脚本に、「たそがれ清兵衛」の山田洋次、「うなぎ」の冨川元文。
去年は、日本は戦後60周年ということで
たくさんの戦争映画が作られたようですが・・
今作は、敵の姿が1人も出て来ず、
派手な戦闘シーンも無い!
あの時代に生きた若者の日常生活を丹念に描くことで
逆に、戦争の悲惨さ、意味を問う作品となっています。
ストーリーは・・・
甲子園優勝投手の並木浩二は、大学進学後に肩を痛めて
自慢の速球が投げられなくなってしまう。
それでも野球への情熱は持ちつづけ、仲間と大学でも続けていた。
しかし、時は第二次世界大戦の真っ只中、ついに並木達も、
愛する人、家族、友人・・そして国の為に
海軍に志願することになる。
しかし、戦況はどんどん悪化するばかり・・
海軍は、起死回生を掛けて、秘密兵器「回天」を開発。
それは、神風特攻隊と同じく、
脱出装置のない回天に人間が乗り込み
敵の戦艦に突っ込んでいくというものだった・・・
主人公の並木を演じるのは、歌舞伎俳優の市川海老蔵。
ちょっと大学生にしては、声が朗々としすぎていた感はありますが・・
意外に、今作が映画デビューだとか!
最近映画やCMなどによく出演している伊勢谷友介、
「パッチギ」で主演していた塩谷瞬
並木の愛する人役に、上野樹里
など期待の若手俳優たちが沢山出演。
一時期ドラマでよく見かけた黒田勇樹くんが出演しているのが
なんだか懐かしいっ。
あの時代・・・
確実に敵艦に命中させる為に、
命を投げ出さなくてはならなかった若者達・・
薄々日本の敗戦はみんな気付いていたみたいで・・
行ったところで、勝つことは難しいだろうと分かっていながらも
行かざるをえなかった気持・・
回天の操縦は、かなり難しかった為、厳しい訓練が行われたようです。
生きる為、勝つ為だったらまだしも・・
死ぬ為に訓練を重ねるだなんて・・
そういう気持に思いをはせると、やっぱり辛い・・。
最近は、悲しいことに・・
自分の命も他人の命も粗末にする事件が後をたたない・・
あの時代の若者達の気持ちを考えて欲しい!
本当に、生きていけることの素晴らしさ!
そんなことが思い起こされます。
そして、父親役の三浦友和が深いセリフを。
「敵、敵というけれど、敵の姿を見たことがあるのか?
敵ってなんだ?
敵としているアメリカ人も、野球が好きで
愛する人がいて、愛する家族がいる、同じ人間なんだ」
何故、人間はこれだけ時代を経て、文明が発達しても
まだ同じように、人間同士で殺し合いを行っているのでしょうか・・?
考えさせられます。
原作は、感動作「半落ち」を書いた横山秀夫
監督は、佐々部清
脚本に、「たそがれ清兵衛」の山田洋次、「うなぎ」の冨川元文。
去年は、日本は戦後60周年ということで
たくさんの戦争映画が作られたようですが・・
今作は、敵の姿が1人も出て来ず、
派手な戦闘シーンも無い!
あの時代に生きた若者の日常生活を丹念に描くことで
逆に、戦争の悲惨さ、意味を問う作品となっています。
ストーリーは・・・
甲子園優勝投手の並木浩二は、大学進学後に肩を痛めて
自慢の速球が投げられなくなってしまう。
それでも野球への情熱は持ちつづけ、仲間と大学でも続けていた。
しかし、時は第二次世界大戦の真っ只中、ついに並木達も、
愛する人、家族、友人・・そして国の為に
海軍に志願することになる。
しかし、戦況はどんどん悪化するばかり・・
海軍は、起死回生を掛けて、秘密兵器「回天」を開発。
それは、神風特攻隊と同じく、
脱出装置のない回天に人間が乗り込み
敵の戦艦に突っ込んでいくというものだった・・・
主人公の並木を演じるのは、歌舞伎俳優の市川海老蔵。
ちょっと大学生にしては、声が朗々としすぎていた感はありますが・・
意外に、今作が映画デビューだとか!
最近映画やCMなどによく出演している伊勢谷友介、
「パッチギ」で主演していた塩谷瞬
並木の愛する人役に、上野樹里
など期待の若手俳優たちが沢山出演。
一時期ドラマでよく見かけた黒田勇樹くんが出演しているのが
なんだか懐かしいっ。
あの時代・・・
確実に敵艦に命中させる為に、
命を投げ出さなくてはならなかった若者達・・
薄々日本の敗戦はみんな気付いていたみたいで・・
行ったところで、勝つことは難しいだろうと分かっていながらも
行かざるをえなかった気持・・
回天の操縦は、かなり難しかった為、厳しい訓練が行われたようです。
生きる為、勝つ為だったらまだしも・・
死ぬ為に訓練を重ねるだなんて・・
そういう気持に思いをはせると、やっぱり辛い・・。
最近は、悲しいことに・・
自分の命も他人の命も粗末にする事件が後をたたない・・
あの時代の若者達の気持ちを考えて欲しい!
本当に、生きていけることの素晴らしさ!
そんなことが思い起こされます。
そして、父親役の三浦友和が深いセリフを。
「敵、敵というけれど、敵の姿を見たことがあるのか?
敵ってなんだ?
敵としているアメリカ人も、野球が好きで
愛する人がいて、愛する家族がいる、同じ人間なんだ」
何故、人間はこれだけ時代を経て、文明が発達しても
まだ同じように、人間同士で殺し合いを行っているのでしょうか・・?
考えさせられます。