My Pug Log

「MY PUG」は、生前のパグの名前『舞』から摂ったものです。
これからは夫婦二人を、気ままに綴っていきます。

早朝の空にクレセント -八甲田山の遭難-

2007-02-15 10:29:35 | これでいいのか!!
今朝の新聞に 「荒天急襲 八甲田山で遭難 表層雪崩か」 また例年の通り二つ玉低気圧が通過した後、お定まりの遭難記事が出ていました。(夕刊にも出ていましたが) 何度同じパターンの事故があっても懲りない人間達です。当日朝から青森地方には当地気象台から 「強風波浪注意報」「雪崩・融雪注意報」 が出ていました。しかも、酸ヶ湯の気象記録には9時から17時の間、風向は東南東、気温-3.5℃、小降雪がありと出ています。こんな天候の時に気象の知識、雪の知識があるなら、いくら地元の熟達者であろうとも大勢の人を連れてツアーなんか組むなんて無謀だと思う。12時のテレビに一人のツアーガイドが 「樹林帯コースなので大丈夫なのですが、私の指示が行き届かなく、コースを外れた方がいたようです。」 なんて無責任な発言。又新聞には、地元山スキー主催者がロープウエーが動いている限り、基本的にはツアーは中止しない。又ガイド協会の方が 「オフピステスキー(オフゲレンデ・スキー≒山スキー)は、誰も滑っていない新雪を滑る醍醐味が魅力だが、その分雪崩に遭う危険性も高い。ガイドの判断は非常に難しい」 だから参加したメンバーは遭難しても仕方がないというのか。こんな考えの人がガイドやってるのかい。恐!今月の初めから気温が高く融雪気味だったという、そんなところへ降った新雪、滑り台の上に積もった雪と同じで一寸したショックで滑りだす。そんなところを大勢のスキーヤーが横切ってゆく、ナイフで新雪を切って行くようなもので、一気に滑り始める。良く言われる「表層雪崩」・・・アワです。雪山を登るとき、そんな場所を横切るときは慎重に一人ずつ、気を付けてトラバースします。それなのに大勢のスキーヤーが続いて横切ってゆくなんて考えられません。この頃は安易にケーブルや、ゴンドラで山頂近くまで登れるのも一つの要因だろう。
<2月15日付朝日新聞朝刊  「時々刻々」 『山スキーに潜む危険』 手軽さが受け 増える愛好者、を読んで>
亡くなられた方にはご冥福をお祈りし、ご家族の方にはお悔やみ申し上げます。
<
今朝6時、昨日の風雨が嘘のような空に、細い月が出ていました。 マウスオン・クリックで14日の天気図。

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4 コメント

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upplainさん、こんにちは (polo181)
2007-02-15 14:57:46
今度の雪崩で命をなくした方にはご冥福をお祈りします。その上で、仰るとおり、これは完璧に避けられた事故です。踏みとどまる、あるいは計画を中止する勇気が必要でしたね。一時的に猛烈な吹雪となることは天気予報や予報図から容易く予想できました。それが、大勢の人がケーキにナイフを入れるように表面を切って走ったりしたらたまらない。表層雪崩が起きるのは理の当然だ。このようなことをさせるガイドの責任は当然問われるべきだと思いました。
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遭難 (おみや)
2007-02-15 17:27:48
昨日から流れている放送・新聞に又かという気持ちでいっぱいです。秋の八甲田山へ行ったことがあるのですがとても素晴らしい紅葉に大感激をしたものです。
ロープウエーの山頂駅から酸ヶ湯温泉までガイドの人と一緒に下ってきました。そのガイドの人が「八甲田の遭難事故はあのあたりだよ」と指差していました。
ガイドの人の責任は大きいと思います。

宝剣岳で遭難された方も、私が考えただけでも、やはり無謀と言う言葉が浮かびました。家族のこと、友人のことを思うと慎重すぎることは無いのですよね。遭難された人達のご冥福をお祈りします。

インターネットの検索が下手で自分の思う所に中々行き着かなく、鳥図鑑や花の検索などのアドレスはお気に入りに入れてます。有難うございました。
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poloさん、お早うございます。 (upplain)
2007-02-16 07:35:36
今朝も雲一つない快晴です。
このような記事を書くつもりはなかったのですが、報道される内容を見聞きしていると多分に人為的なミスが原因に思えてならないので書きました。
報道では地元のベテラン?のガイドが、「前日にも雪崩があり、当日も発生は予期していたので樹林帯の中を行くようコースをとった。しかし、先に行ったスキーヤー達が沢の方に滑り込んで行き・・・・」と云っていました。
何故、前もってコース取りを指示徹底しなかったのか。他のリーダーは何をしていたのか。
所で、ツアーガイドというのは今回に限ると、この18名のツアー客を安全に指示・誘導すのが役目なのです。
危険は滑る前から判っていたのだから、スタートするところで何故コース指示・指導をしなかったのか?、6人の参加ガイド達は何をしていたのか?、小グループに分けてそれぞれにガイドを付け誘導すれば?、などガイドの職責を果たしていないように思えてなりません。
所詮現場にいたわけでもなく、ニュ-スからの知識で判断しているのですから野次馬と云われても仕方がないのですが、このような事故が多すぎるような気がしてなりません。(プロ意識の欠如ですか)
ガイド=リーダー、リーダーとは何か?、問われリーダーシップ?、ってところですか。難しい問題ですね。
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おみやさん、お早うございます。 (upplain)
2007-02-16 07:48:06
今朝も快晴です。
手軽な房総にでも行ってこようかと思っています。
遭難。この二文字は厭ですね。
青森連隊がなくなった現場に近いところです。
ガイドがテレビの前で泣き伏していましたが、この遭難は事前の状況から回避できた筈です。
昨年も同じような天候で、スノーシューツアー客が遭難したケースがありました。
その時にも、地元ベテラン?ガイドが「いつも歩いているコースだから・・・」と無責任なことを云っていたのが印象に残っています。
ガイド達のリーダーシップが問われるところですね。状況により撤退する判断も大事だと思います。
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