晩秋の玉原高原 Ⅲ

前夜の宴では少しアルコールを控えたので、まだ他のメンバーが寝ている早朝（５時半）に起きることができた。洗顔・髭剃りを終え静かに外に出る。ハーッと息を吐くと白いけむりになり、身体がブルッと震える。誰も居ない登山道を登って行くと、朝靄がゲレンデを覆い登り始めた朝日でピンク色に見える。初夏に賑わっていたラベンダー畑は霜で真っ白、雪が降ったようで草たちも凍っているようだ。ぶな林の中からチリ～ン チリ～ンと鈴の音がして茸採りのご夫婦が現れた。その方が採ってきたクリタケ、ムキタケを見せて貰い、月の輪熊の話しなどをして別れる。遠のいて行く鈴の音、元気なことです。 < <</t> < <</tdd> < < < < < < <