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目指せカネ、ヒマ、若さ

「カフェ・ド・パリ」も「環境ビジネス」もマフィアの縄張りか

2010-10-26 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育
マフィア関連の風力発電実業家の資産1600億円を差し押さえ-伊当局

9月14日(ブルームバーグ):

イタリアのマローニ内相は、警察当局が14日、マフィアに関連するシチリアの実業家が保有する
資産15億ユーロ(約1600億円)相当を差し押さえたと発表した。

当局は同国としては最大規模となる組織犯罪関連資産の差し押さえを進めている。

マローニ内相は民間テレビ局、メディアセットのインタビューで、イタリア史上「最大の資産差し押さえだ」と指摘。
シチリアのトラパニ地方在住のこの実業家は現在逃亡中の「マフィアのボス、マッテオ・メッシーナ・デナーロ氏に近い人物」と述べた。

ローマのマフィア捜査部門が発表した声明によると、この実業家はビト・ニカストリ氏で、
代替エネルギー生産事業を手掛けている。
逮捕はされていない。

差し押さえられた資産は不動産100件以上、主に風力発電事業を営む企業43社、高級自動車、
全長46フィート(約14メートル)の双胴船のほか、銀行の預金口座や証券など。

マローニ内相の8月15日の発表によると、イタリアの警察当局は8月までの1年2カ月間に
組織犯罪関連団体の資産150億ドルユーロ相当を差し押さえた。
この中には1960年に公開されたフェデリコ・フェリーニ監督のイタリア映画「甘い生活」に登場した
ローマの「カフェ・ド・パリ」も含まれている。捜査当局によると、このカフェはマフィアが所有していたという。




フェリーニの代表作でカンヌのパルム・ドールを取った「甘い生活」。
ドルチェなヴィータね、ルチアーノ大柴語に翻訳してみれば。
(余談だけど、J-POPSってルー・ポップスだね)。

1960年の作品で俳優マストロヤンニの代表作でもある。

作家崩れのパパラッチであるマルチェロ。
彼の退廃的な眼でローマの上流階級の生態を描いた。

これと言った筋もないが、数々の印象的な場面があった。

モンローを思わせるグラマー女優と水浴するトレビの泉。



ヴィットリオ・べネト通りの高級ホテルにカフェ。

舞台となったのが今回差し押さえられた「カフェ・ド・パリ」(一枚目の画像)。

被疑者が生業としているのが風力発電事業だって。
代替エネルギーの補助金は利権の温床なのだろか。
そんなことだと思ったよ、と言う人も多いのでは。

それにしても1600億円の差し押さえとは。
やるねえ、マフィアと全面戦争でしょうか。
死人が出るね、いっぱい。


(大丈夫かマローニ:しかし、ちょっとアヤシイ風貌?)

地下経済による支配は勿論よい事ではないし、政治・行政・メディアとの癒着も目を覆いたくなるものがあるのだろう。
国家を蝕む反国家勢力。

しかし、それはそれで一つの文化とも言えるのではないかな。
ガラパゴス的な(翻訳不可能な)ものが固有の文化。
目の付けどころがシャープですな、あの会社(余談)。

国家もただのフィクションとも言える。
ついでに日本の「クリーン政治家」も「政治とカネ」もフィクション。

それよりは人間的?

呑気すぎますかな。

それにしても不思議と愛され続けるマフィア映画や任侠話。
馴染みは無いが、ちょっと見てみたくもなった(注:「甘い生活」はヤクザ映画ではありません)。

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2 コメント

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マフィアの方がカッコいい!・・・ タイトルに困った(笑) (はっちゃん)
2010-10-26 14:22:05
「クリーンな政治家」のインチキよりマフィアのインチキの方がずっとスケールがデカくて面白い!「ゴッド・ファーザー」も好きだ。シシリー島のパレルモには一度行ってみたい。

「カフェ・ド・パリ」に行ったことはないけど、スペイン広場の近くの昔グレゴリー・ペックがよく行ったというカフェ(確かエル・グレコ?)には行ったことがある。ちょい砂糖入りのエスプレッソを飲んだ(笑)

PS 今日はKinzanの応援に行きます。MCシンガポール会も楽しそうですね。
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やはり、こだわりの砂糖ちょい入りエスプレッソか (taku)
2010-10-26 15:31:36
マフィアは仁義あり、でしょうからね。

KINZAN有難うございます!
KINによろしくお伝え下さい。

金井と山本でKINZANか。
綺麗だなあ。
私なら、ヤマキンと言いそう((笑)。
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