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トンデモは楽しい「明治天皇すりかえ」

2012-08-03 01:00:00 | 本、映画、イベント


先日、五木寛之の「下山の思想」を紹介した。
そのなかに書いてあったが、五木の就寝前の楽しみは所謂トンデモ本を読むこととだそうだ。

私も好きな陰謀論、トンデモ論。
そういうと鼻で笑う人も多いと思う。

しかし学者の後ヅケの理論などどれほど役に立つのだろうか。
過去を、そして未来を大胆に予測する仮説。
これは楽しい。
文学、アートに近い気がする。

勿論玉石混淆。
屑も多いだろう。
トンデモは思考の拡張訓練だと思うととても参考になる。
鵜呑みにすれば信仰だ。

しかし表立った議論もある種の信仰だと思った方がよい。

五木に言わせれば「地動説」は正しいトンデモの見本。
法然や親鸞のただ念仏を唱えるだけで修行や善行をしなくても成仏できるという思想も当時はトンデモ説だ。
だから著作は門外不出だった。
オーウェルの1984年、動物農場。
予感の多くが現実になった。

日本を神の国にしてローマ法王に差し出そうとしたイエズス会。
その企みを見破った織田信長を骨が残らぬほど焼き尽くしたのは南蛮寺から本能寺に発射されたナパーム弾。
ポルトガルと手を組んだ信長の死を事前に知っていた秀吉はスペインと内通していた。

現代トンデモ論の大家副島隆彦がどこかで書いていた。
真偽のほどは知る由もない。
しかし独自の歴史観に立った想像(妄想?)には感心する。
何となく辻褄が合う気もするし。

在野の研究家の想像力・妄想力(叡智と言ってもいいかもしれない)
参考にしない手はない、と私は思うがどうですか?

日本の真相1 明治天皇すりかえ


鬼塚さんの推理(動画)

山口県熊毛郡田布施町という今でもさびしい。
山口は長州以前は朝鮮系渡来人の大内藩だった。
毛利に負けた大内家は民化した。
光市と柳井市に挟まれた地域に押し込められた大内残党。
ここから一度に綺羅星のごとく大物が輩出された。

伊藤博文、山形有朋、岸信介、佐藤栄作、難波作之助、国光五郎、安部源基の錚々たるたる政治家。

鮎川義介(日産コンツェルン総師)、久原房の助(日立グループ総師)、松岡洋右(外務大臣)の三スケ。

共産党の実力者、宮本顕治、マルクス主義学者の川上肇、法律界の大御所岩田宙造。

一挙に過激化する鬼塚説(笑)。

秘密は伊藤博文が育てた騎兵隊の力士員隊大室寅之佑が明治天皇になったから。
少数民族が国家を操るのは歴史の定番。
欧米のユダヤ人、中国の客家人脈の支配網は言わずもがなだ。

天皇や皇室は日本最大のタブーの一つだ。
これにチャレンジすると右翼に狙われる。
そこが怪しい(笑)。

子種がない大正天皇から昭和天皇が生まれたり。
日本の皇統はあっちこちで途切れている。
染色体とか遺伝子とかが持ち出される天皇後継議論などちゃんちゃらおかしく聞こえる。

天皇を神聖化することは不合理だ。
ただ個人的には、長く続いていることはやめない方がいい、という皇室擁護派だ。

さて、鬼塚説だ。
この天皇すりかえスキャンダルを掴んだのがユダヤ系国際金融マフィア。
そして以来日本は彼らのコンプラドール(傀儡)になったのではないか、というのが鬼塚の推理だ。
確かに天皇・住友財閥はロスチャイルド系かもしれない。

日本の暗部に光を当て、外国に利用されないようにしましょうという結論には共感する。

最後に語られるエピソードが面白い。
秦郁彦が鬼塚に電話。
実は真実の歴史を隠すために現代史の大家になった田布施出身者だったというオチだ。

やっぱりトンデモは楽しいでしょ。




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2 コメント

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Unknown (yumi)
2012-08-06 13:15:03
最近お勉強ぶそくなんですよね(笑)

そろそろまたトンデモ本でも読んで

想像力をたくましくしようかなあ

ちなみに「天皇」って物が最初から日本人ではないってのはトンデモ話の初級編ですよね(笑)
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Unknown (taku)
2012-08-07 09:53:14
お勉強というより漫画を読む感じで(笑)。
漫画から学ぶことは多いです。
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