東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

オスプレイも都知事選の争点に

2016年07月04日 | 日記

間もなく都知事選が公示される。まあ金がらみでの辞職は仕方ないと思いつつ、あのセコイ問題に比べ、圧倒的な税金の無駄遣いに終わった新銀行東京の石原都知事はなぜ叩かれないんだという思いも強い。

仕方がないから前向きに次の都知事選の争点など考えてみるが、課題はぼんやりしていて、名前が挙がる人も「これを訴えたい」という強い思いが伝わってくる人は少ない。

そんな中で、でも争点にしてほしいことの1つに「オスプレイ配備」がある。

23区の方は実感があまりないかもしれないし、そういえばと思い出すレベルかもしれないが、横田基地へのオスプレイ配備は深刻な問題だ。

今年赴任した学校は体育館屋上にプールがあるのだが、水泳指導中、何機も連続して横田の飛行機が真上を通っていく。うるさくてかなわない。ただでさえ声の通りにくい水泳指導だというのに・・・。これに日常的にオスプレイが加わるのかと思うとぞっとする。これもあまり認識されていないが、すでにオスプレイは月に何度も横田基地へやってきている。あの独特の低周波の音と、不安定な恰好は、墜落の恐怖を思わないで見ることはできない。

この恐怖が常駐してしまった普天間基地周辺の気苦労はどれほどだろう。これ以上この恐怖と危険性を拡散してはならない。まして普天間と驚くほど似た環境で、住宅地・商業地に囲まれた横田基地にオスプレイが常駐するなど考えたくもない。

東京の空を我が物顔で「未亡人製造機」が飛ぶことなどぜったいに許さない!こんな訴えをする候補がいないものだろうか。少なくとも基地周辺自治体は配備反対の決議を挙げているのだし、住民だってどっちかといったら飛んでほしくないだろうから票にはつながると思うのだけど・・・。「知名度」ばかりが争点なんてはっきりいって恥ずかしい。