イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

台風被災地の安家川でキャンプ

2017年06月26日 | 川と森の話
更新が大幅に滞り、言い訳のしようもありません。
ごめんなさい。

実は、今月に入りようやく岩手の各河川もコンディションが整い始めました。
6月10日&11日は、東京の大石氏と遠野周辺の川でなかなかの釣りができたので
翌週の17日&18日に岩泉の安家の森で久々の一人キャンプしてきました。
(大石氏との遠野の釣りについては後ほど報告します)

17日土曜日に盛岡でラジオの仕事を済ませてから、
14時頃に岩泉に向かい、昨年までの大釣りポイントに着いたのが16時。
しかし…
あの場所は、全く姿を変えてました。
その後、昔懐かしの良渓ポイントを何カ所か回りましたが…
すべて崩壊してました。(浅瀬になっていたり、流れが変わっていたり…)
※その川の惨状は後ほど…

その後、17時過ぎに安家の山小屋キャンプ場に到着し、
炊事場付近にベースを構え、最良のポジションを確保。
後から来るだろうキャンパーに先んじたとニンマリ。
しかし、その夜の安家は…僕だけでした。

安家川の惨状からイブニングに期待はしてなかったものの…
本当に寂しいイブニングで、釣れるのはチビヤマメばかり!!
30分で竿を納め、ベースに帰り一人の晩餐に集中。

一か月前にスーパーの半額サービスで買った江刺牛ステーキ肉(350g)を
冷凍していたのが、クーラーBOXで半日掛けて良い塩梅に解凍していて
コレを七輪の炭火焼でじっくり焼きながら、
方やガスコンロで岩泉ホルモン鍋を造り、
缶ビール片手に自家製枝豆をつまみに森の夜が深まるのを待ちました。

あれやこれや一人で食べながら、飲みながら森の息吹を呼吸していると
安家の夜は瞬く間に深まります。
車の寝袋に入ったのが24時、起床6時。

昨年の台風10号により、安家川の被害も甚大でした。
その件については、自身の意見も含めて後ほど。
しかし、それでも渓流魚たちは生きてます!

大きな声では言えませんが…
あの台風の大増水で、川の深淵から洗われたようです。
元々安家川は、原始河川として知られていた超一流の渓流ですが、
それが、生まれ変わったような最上級の渓流になりました。
まるでそのまま飲めるような川の流れです。
ただ…

被災した河川流域の住民の方々にはそんなこと絶対に言えません。
被災した方々には、心からお見舞い申し上げます。

そして、18日の日曜日、朝食前に入ったポイントで釣れたのが
このイワナ。写真で見るとソコソコ程度にしか見えませんが…
実は、尺イワナでした。
やっぱり安家川は僕にとって祝福の河川だとシミジミ思ったキャンプでした。