イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

焚き火の時間 野外料理の会 その1

2012年07月23日 | ラジオの話
FM岩手で毎週日曜日の午後6時から放送している
「焚き火の時間」の7月22日放送分と29日放送分は、
久々にフィールドに飛び出し、野外で特別な番組収録を行なった。

そもそもの発端は、以前番組のゲストとして出演頂いた
ブールドゥネージュの織笠幹一さんからの提案で、
「織笠さんと織笠さんの仲間のこだわり料理人達が、
 野外でこだわりの料理を作り、それを食べながら番組を作ろう」
という事ではじまった。
失礼ながら・・・最初は、まぁ社交辞令で
「いつかやりたいね・・・」という事かな、と思っていたが、
織笠さんが着々と段取りを整え、あれよあれよと日程が決り、
先週の17日に実現した。

改めて紹介すると、織笠さんは北上市に本店を構え、盛岡にもお店を持つ
県内屈指の菓子職人であり、そのオーナーシェフだ。
彼が作るスィーツの話は、次回に紹介するが、
本当にポジティブでクリエイティブな素敵な料理人であり、釣り師だ。

織笠さんのお仲間も、地元では有名な料理人の方々で、
日本料理は、北上の老舗料亭「大安楼」の5代目・高橋宏尚さん。
イタリアンは、ビストロ・フィレーチェのオーナーシェフ・多田功さん。

彼らが、ダッジオーブンやツーバーナー、炭火などを使い、
新しい野外料理の楽しみを提案してくれた。

大安楼の高橋さんの献立は、
食前酒(?)としてトマトの旨味だけを抽出した「トマトの雫」、
前菜で「ジュン菜とオクラ 吸酢」、そして大皿で出てきた盛り合わせが
「鮎の煮浸し、花蓮根と茗荷の酢取り、青梅、もろこし松風」
メインはなんと、「北上牛のすき焼き」!
野外の肉料理といえば、バーベキュー(焼肉)が定番だが、
キャンプで「すき焼き」というアイデアにはやられた。降参!
しかもこれが、本当に美味い!!
流石「大安楼」の5代目だ。

続いてイタリアンのフィレーチェ・多田さんの献立は、
まず並んだのが「アンチョビと夏野菜の全粒粉パスタ」で味は3種類。
クリームソース、トマトソース、オイルソース。
これがまた女性陣に大人気!
そして、こちらのメインは、
「スパイシー玉葱を詰めたウズラのダッヂオーブン焼」・・・
まぁ、これが美味いのなんの!ダッヂオーブンの実力を初めて知った。
多田さん自身、ダッヂオーブンでこの料理を作るのは初めてだったのに、
この仕上がりにはご本人も納得のご様子。

こんな贅沢な料理を野外で味わえる機会に出会えるとは・・・
この企画を提案してくれた織笠さんに心から感謝する。

この続きは次回に!