イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

遊漁者と漁協

2009年01月29日 | 釣り師の独り言
マイミクのゆんぼ君や前回のブログにコメントを頂いた天蓋男さん
から「遊漁のしおり」の内容と現実の乖離について意見を貰った。
「遊魚のしおり」とは、岩手県の共通遊漁証を購入すると付いてく
る小冊子で、各漁協ごとの放流サイズや禁漁区域、禁止漁法などの
情報が記載されているもの。
しかし、両君が言うとおり記載内容と現実に大きな違いがある。

例えば、沿岸の某河川では6月一ヶ月の川止めの表記が無いにも
関らず、実際には川止め禁漁を実施しており、知らずに訪れた時に
物凄い剣幕で叱責された事がある。
当然僕は逆ギレしたが・・・・

ただ・・・漁協の役員達もそれぞれに仕事を持った人々で、遊魚のし
おりの内容の詳細まで手が回らず、毎年内水面漁連の事務局まかせ
になっているのが現状のようだ。

天蓋男さんが指摘する外来種である虹鱒の放流については、実は
初耳で驚いた。どこの河川なんだろう?
基本的に虹鱒は、本州では放流しても天然孵化できないので、
釣魚の対象とするならば毎年放流する事になるが・・・
はっきり言って、僕も虹鱒は嫌いなので、放流には反対だ。
天蓋男さんが言うとおり虹鱒は「外来種」なんだから。
まぁ、レンギョ(ハクレン、コクレン)ソウギョなども外来種だ
が、長い川の歴史の中で、日本に根付いた魚や生物もいる。
日本古来からの純粋種だけの河川が理想ではあるが、
合衆国のように現在の日本の河川は、様々な外来種も受け入れざ
るおえない状況なのかもしれない。

話が横道にそれたが・・・・
釣り人と監視員のいざこざは、実は一部のマナー違反の釣り人と
一部の礼儀知らずの監視員の無作法に寄るところが大きい。
僕は、この一部のマナー違反の釣り人をたとえ見た目は大人で
釣技が上手かろうと何歳であろうが「幼稚な釣り人」と呼んで
蔑む事にしている。
釣り券不所持、放流サイズのキープ、釣り場の割り込み、ゴミの
不法投棄などなど、すべて「幼稚な釣り人」のなせる業。
成熟した「大人の釣り人」は、釣りの技術も高いが、川の作法も
美しく、潔いもの。それは釣りのキャリアとは別の次元だ。
例え釣り歴1年目であろうが、作法を心得た釣り人は
大人の釣り人。

だから、出来る事なら両君だけでなく「大人の釣り人」は、
「幼稚で無教養な釣り人」を見かけたら、そっと優しく諭すよう
心掛けていただければと思う。

一部の無礼な監視員については、いずれお客さんである釣り人の
指摘で割り出され、処分される事だろう。
現実に秋田県のH内川の無礼な監視員は、監視員をクビになった。
その前に、怒った釣り人グループの手によって車のタイヤを4本
全部抜かれたらしい。

まだまだ、漁協や釣り人に対する意見はあると思う。
何でも気軽にコメントして欲しい。
深刻な問題は、岩釣協だけでなく「岩手県漁場管理委員会」へも
問いかえる事が可能なんだから。