二人の女

2006-12-22 07:15:52 | 日記・エッセイ・コラム

横浜にマンションを借りて女と同居を始めた。 私にとって妻もその人も同じように大切なので埼玉の自宅と横浜のマンションの2重生活となる。 

「ああ またあのネタか」 と仰ったあなたは記憶力の良いかたです。(7月1日「海辺にて」参照) 

父が10年前に他界してから母は田舎に独り暮らしていたのであるが、もはや体力の限界が来たというので、このたび首都圏に呼び寄せたのである。ただ赤の他人同士である母と妻がいきなり同居を始めるというのはリスクが高い。そこで冒頭のソフトランディングシナリオとなったのである。2年後には母と同居することに妻も同意しているが、母も妻も同居を希望している訳ではないので、私さえ2重生活を苦にしなければそれを継続するのもひとつの選択肢であると考えている。2年先のことなんて今から分かりはしない。状況なんて一日で変わってしまうのだから・・・  19日(火曜日)に姉に付き添われて母が横浜にやってきた。80歳にもなって新天地に移住するというのは決心が要った様であるが基本的には息子と同居できる新生活を喜んでいる。隠し続けることもできないので、会社を辞めたことを伝えると 「あれまー」といったきり何も聞いてこない。気を遣ってくれているのだろうかそれとも今は自分のことで精いっぱいなのだろうか? 私にとって長い一週間である。

コメント (2)
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