先日、話の出た我が家の「雛人形」がどうなっているか、散歩の途中、廃屋を覗いた。凍てついていた部屋の空気も大分緩んできた。雨戸を開けカーテンを引くと、以前の生活が戻るようだ。書棚には私の本が埃を被っている。一冊一冊にはそれぞれの思いがあるが、今は興味を失ってしまった。
押し入れから収納箱を出し、開けてみる。どうやらネズミにかじられた風もなく我が家の「雛人形」は無事のようだ。家内がしっかり収納したのだろう。お姫様を手に取ると、思っていたよりも大きい。八段並んでバランスが取れるのだろう。
家内に話をすると、いつまでも放っておく訳にもいかないね、という。引き取ってくれるところもないなあ、と私。供養をして処分する、と聞いたことがある、と家内が加える。そこで、インターネットで処分方法を調べてみた。お寺か神社で供養してもらい、焚き上げるのが一般的とある。
考えてみれば、娘2人が成長した感謝の気持ちを込める訳だから、ゴミとして出す訳にはいかない。供養してくれる神社かお寺が近くにあれば良いが、余り聞いたことも無い。感謝の気持ちを忘れないように、少し考えてみよう。
2人の娘の年を数える春待つ日。
ミャンマー編 ヤンゴン シュエダゴン・パゴタ 浄水をかけて願掛け 今はミャンマーに平穏を。平成26年2月13日撮影