金魚cafe

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非常の人何ぞ非常に追加

2013-08-22 13:36:46 | 佐々木蔵之介さん
非常の人何ぞ非常にのパンフレット、お値段1200円ちょっと薄い本ですが、写真(それもステキなの)が満載でお得だなと思いました。

マキノノゾミさんと夢枕獏さんの対談コーナー聞き手がペリー荻野さんと豪華。

ぼくらの好きな「源内さん」について語ろうではマキノさんも夢枕さんもNHKの時代劇「天下御免」のファンだったそうでこれが平賀源内という人に興味を持ったきっかけだったそうです。

天下御免といいますのは

NHK総合テレビジョンで1971年(昭和46年)10月8日 から1972年(昭和47年)9月29日まで、金曜日の20時(午後8時)より放映されたテレビ 時代劇。平賀源内が諸問題や難事件を解決してゆく「痛快時代劇」 である。

平賀源内さんが山口崇さん、杉田玄白さんが坂本九さんナレーションがチーターこと水前寺清子さん、そして今笑点で座布団を運んでいる山田隆夫さんも出ていました。

昭和46年覚えているかいないかギリギリの線ですが覚えていないようです。

山口崇さんは大岡越前のちょっとやんちゃな吉宗公、か御宿かわせみの源さんのイメージが強くて主役でドラマあったんだ~~って初めて知りました。


当時のドラマの山口崇さん。



もう40年以上前のお写真ですが端正な容貌で声良し、顔良し、姿良しと三拍子そろった方で長唄の三味線なども弾かれてて私は特に御宿かわせみの畝源三郎役が好きでした。

私の好きな九ちゃんが玄白さんだったなんて知らなかったのが余計にショックでした。

当時の時代劇としては斬新で当時の東京都の都知事の美濃部さんもゲストで出演されたそうです。

残念ながら映像は残っていなく現在ある映像も山口崇さんが保存されていた最終回だけだそうです。

新・八犬伝でもそうなのですが、当時はフィルムがとても高くて使い回しをしていたからだと思います。

オープニングの音楽も時代劇とは思えないほど軽やかで明るく、その雰囲気は非常の人の舞台でも似た感じの曲が流れていました。

舞台非常の人の第二幕目で源内さんのお家が舞台になっておりましたが、とてもおしゃれで今観ても住んでみたいというお部屋でした。



実際に平賀源内さんが描かれたという日本初の油絵もセットにちゃんと飾られてました。

そして源内さんの衣装ですが、



この綺麗な紫の羽織。



実際の源内さんが着ていたものとほぼ同じ。

さすが衣装アドバイザーの猿之助さん。

これで全部書けたと思うのですが、長々とおつきあいさせてしまって皆様すいませんでした。m(_ _)m

少年H

2013-08-22 00:44:48 | 映画
実は月曜日に観に行って来まして、でも非常の人の感想も書きたかったし~で次の日は救命病棟観なくちゃで観たときの感想を忘れそうです。^^;

原作も読んでみたのですが、そんなに難しくなく小学校高学年から読めるような感じの文章です。

これにH(肇少年)の教官役で蔵之介さんが出演されるので観たいという気持ちもあり(それが一番だったという)去年から今か今かと待っていました。

原作では結構出てくるのですが、映画だとボクたちの交換日記のP役ぐらいの時間でしょうか。

舞台が神戸、港があって外国からいろんな人が集まり華やかでハイカラな街のセットが素敵でした。

空襲のシーンでこの町があっという間に無くなってしまう。

どんな様子だったかもリアルに撮っていました。

H役の男の子は関西出身らしくごく自然な関西弁でこれはOK、Hのお父ちゃん、お母ちゃん役の水谷さんと蘭さんはアクセントにすごく神経を使っているような感じでセリフがとても丁寧でした。

どうしても関西出身じゃない人が使うと何だろ?この違和感ってなるんですが、大丈夫でした。

妹尾家のご近所のおじさんで國村準さんと岸部一徳さん、このお2人は問題なし、むしろ活き活きと演じられてます。

でもお父ちゃん、近所のおじさんとこの3人並ぶと相棒??右京さんと官房長と、長官だったっけ??

とイメージが強すぎておまけに大河内管理官の神保さんと芹沢さんの山中さんまで出てらっしゃるのでこれで伊丹さんと米沢さん出てきたらどうしようって思いました(一瞬)

Hのお父さんは神戸の居留地にお得意さんの多い仕立て屋さんでお客様のお宅を訪問するときお父ちゃんはスーツを颯爽と着こなしソフトを粋にかぶってハイカラな感じ。

そんな方なのでだんだんと戦争の足音が聞こえてくると声に出しては言わないけれど危機感はもっていたみたいです。

声に出して言えばえらいことになるご時世、それでもHに自分で見てよく考えろ、そして恥ずかしい人間になるなと教えます。

やんちゃだけど真っ直ぐなH少年は一言多いせいか原田泰造さん役の田守教官に目を付けられボコボコにされるのですが、そこにさっそうと登場した久門教官が蔵之介さんで凛々しく、人間味あふれる教官を演じられていました。

普通に音楽を楽しんだり映画を観たり、家族でおめかししてお出かけしたりと普通に暮らしていたのにいつの間にかダメになってしまう。

皆と違うことをしたらそれだけで怪しいと思われる。

そのため自分の大好きだったお兄ちゃんたちがいなくなってしまったH少年。

納得いきませんよね。

それが戦争なんですね。