金魚cafe

こちらにお立ち寄りくださってありがとうございます。
ぼちぼちのんびりと綴っております。

大阪アート&てづくりバザールおまけ

2018-09-17 22:57:55 | 日記
ちょっと追記で。



アート&てづくりバザールの会場はフードコーナーもあるのですが、早く行かないと人気のあるフードは完売しちゃうのと、昼食時は混んでいて座るところを探すのも大変です。

時間をずらして早めにお昼にするか、先にお目当てのものをお買い物して遅めのお昼にするとフードコーナーのお席は空いてるように思います。

お天気ならいつものさんふらわーを見ながら食べようと簡単なお弁当をもってきたのですが今日はちょっとお天気が怪しくなったので中で頂きました。

再び会場を廻って出会ったマトリョーシカのブローチ。(^^)

一つ一つ手書きなのです。



何時つけてみようか楽しみです。(^^)

大阪アート&てづくりバザール

2018-09-17 15:54:12 | 雑貨
南港で開催されている大阪アート&てづくりバザールに行ってきました。

上から写真を撮るのを忘れましたが
いつもどおり盛況です。出発が贈れてなのでお目当てのものは売り切れちゃったようで。

今日はうちの子も一緒です。


おでかけ用の帽子にお花が好きな子なのでお花を付けました。

お買い物中は人が多くてご迷惑になるのでかばんの中で待ってねと。

出店される皆様テレビで紹介さたり、SNSであっという間に良いお店があると広まったりで便利な世の中になりました。


今日は曇っていますが湿度が高くて結構蒸し暑かったです。

アイスコーヒーで休憩。

今日は海も暗くて船があるとこもス なんだか暗かったです。

本日のお買い物。

カニさんのペンたてと「LIFE~夢のカタチ~」で紹介されたシフォンケーキです。

お店のかたがとてもステキな方で番組の影響力はすごかったみたいで放送直後は大勢来られたそうです。

前回来られていたけれど今日は来られていなかった。

またステキなお店を発見した。

これがアート&てづくりバザールの楽しみです。(*^^*)


テーラー伊三郎

2018-09-09 13:47:39 | 読んだ本
川瀬七緒著 角川書店

川瀬七緒センセーの作品はあるジャンルを深く掘り下げていて登場人物が世間でそれで評価されるよりも好きなことを続けることを大事としてる人が多いなあと思います。

昆虫(特にウジ)だったり高齢の方からのその人たちの暮らしてきた記憶を集める民俗学の研究者だったりと。

今回舞台は震災後の福島県のとあるさびれた商店街で紳士服の仕立てを生業とするテーラー鈴木伊三郎80歳。
そして成人指定の18禁漫画を描いている母と2人暮らしの津田海色(アクアマリン)17歳高校生。

海色と書いてアクアマリンと読ますなんてキラキラネーム過ぎる~~と思いつつ彼の年代はもっとすごいキラキラネームもあったから驚きはいたしませんが、シャッター通りになってしまった小さな町ではかなり目立つかなと。


なので彼はできるだけ目立たず無難な人生を送ろうと17歳で達観してしまったようです。

アクアはある朝、通学途中にシャッター通りを通ると閉まっていたテーラー伊三郎に中世ヨーロッパの貴族が身につけるようなレースをふんだんにつかった洗練されたコルセットショーウインドーに飾ってありました。

町内で伊三郎さんとうとう認知症が出た~~など大騒ぎになりますが、母の漫画の手伝いをしているアクアは中世ヨーロッパの衣服の知識があり、これは認知症になった人間ではこのようなクオリティの高いものは作れないと興味をもちます。

お互いにシンパシーを感じた二人にアクアの同級生でスチームパンクに身を包んだ明日香とともにこのコルセットをちゃんと販売し広げていこうではないかと結束します。

ところが小さな町閉鎖的な考えをもつ人もいてなかなかきびしいものがあります。

この3人がなぜお互いシンパシーを感じたのか、それはお互い活動するのにあれだめ、これだめと制約が多くてそれにうんざりしているからではないかと思いました。

伊三郎さんはオトナなのに高齢でもう年なんだからとか認知症起こしたんじゃないかとかアクアと明日香は高校生なので校則というものに縛られています。

そんなあれだめ、これだめ言われたもの同士がなんかやってやろうではないかと思うのは当然なのかもしれません。

前に川瀬七緒センセーの「フォークロアの鍵」というのを読ませていただきました。

こちらも高齢者がどうすれば自分らしく生きていけるかという問題を投げかけておられました。

それはお互いの話をよく聞いてあ~~そうなんだだからそうなのねと気持ちを共有することから始めていければいいのかなと思いました。

なんでこんなに服に関して詳しいのかと川瀬七緒センセーのプロフィールを拝見しますと服飾関係のお仕事をされていたそうです。

中世ヨーロッパのことに興味ある方は面白いと思われるかもしれません。




ザ・空気ver2 誰も書いてはならぬ

2018-09-02 09:26:30 | 佐々木蔵之介さん
年に一度の二兎社さんの公演。

今回は前に「ザ・空気」という報道番組の裏側を舞台にしたものを観ました。

今回は同じマスコミ関係ですが読む媒体の世界。

国会の記者会見は誰でもできるものではなく、記者クラブというのに所属しなければ中に入れないということを知りました。

自由と言いつつもその自由というのが自由でなくて、正義だとか真実というのがあんまり真実でもなく正義は誰のための正義なのかというその辺はゴニョゴニョと皆濁してしまう言いたいことを言えない世界を永井愛さんらしく鋭く、ユーモアを入れながらで素晴らしかったです。

二兎社の舞台に出演される俳優さんは巧いという感じのする方たちで熱血漢の役は熱く、飄々とした腹黒ダヌキは「何なのこの人」と思ってしまうぐらい憎らしいけれどどこか愛嬌があります。

その熱血漢あふれる記者を眞島さん、腹黒ダヌキを松尾さんが演じられていました。

松尾さんのお偉いさんの側近でご飯を一緒に食べれる仲なんだぞ~~と自慢するのが「いやいや、そこは一線を引いてお付き合いしないとダメでしょ?真実書けないでしょ?」とツッコミを入れたくなりました。

でもそういう人いるいる、誰かはモデルになる方がいたのだと思います。

松尾さんは元々キッチュというお名前で物まねをされていました。

そこらへんが芝居でも活かされていて面白かったです。

主役の安田成美さんは皆がが知りたいことを色々な圧力がかかっても報道できると夢をもっている記者を明るくたくましく演じておられました。

対する体制側の味方のような大御所の記者を馬淵英里香さんが演じておられてマスコミの本来のするべきことから違うことをしてるんだなあ、だからなかなか私たちには本当のことというのは知らされてないんだと思わせるところを上手く演じておられました。

皆悪人ではないのです。

だけど報道に対する思いとやり方が違うのです。

そして誰がそれをさせているか口に出して言えないものなのですね。

そうところを永井愛さんは舞台でおっしゃりたかったのかなあと思いました。


公演中に地震で大きく揺れて客席は少し動揺があったりしましたが演じている皆様はそのまま芝居を続けられ、それで大丈夫なのだと安心して芝居に集中できました。

カーテンコールでご挨拶された出演者の皆様が「地震がありましたが大丈夫でしたか?」と聞かれましたので地震を感じながらも続けておられたのだなあとそれを見せずに芝居をされたとすごさに感動しました。

物販コーナーにいらっしゃった永井愛さんがいつも変わらず凛として素敵に年齢を重ねていらっしゃる姿を拝見してあんなふうになれたらなあといつも思っております。

また次回二兎社さんの素晴らしい作品を観れることを願っております。