金魚cafe

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祈りの幕が下りるとき

2018-01-28 23:26:29 | 映画
去年原作を読んだ感想を書いた時にはまさか映画化されるとは思っておりませんでした。

なぜ加賀恭一郎は日本橋にこだわるのか?という疑問が解決するのとこれで完結してしまうさびしさを一度に感じました。

東野圭吾センセーはお互いに愛情が深いゆえにおこる事件が多いです。

こんなにも深く愛せるのだと。

事件関係者の配役もピタリとハマって原作の世界観を大事にされていました。

チラッとしか出演されない方々もえっ?もう出番終わり?という贅沢な使い方でした。

あと関係者の子役時代を演じた方々の演技が素晴らしい。

上手すぎて大人たちより勝っていたような。

今まで父と子にスポットが当たっていて母の存在がそれに比べて弱い感じがいたしましたが今回は母と子の関係にも踏み込んでいました。

加賀恭一郎役の阿部寛さんと相棒役の松宮の溝端淳平さんの息ピッタリで新参者者は完結いたしましたが、このまま終わらせるのはもったいないのでまた出会えそうな気がします。

あと無性に人形焼きが食べたくなりました。

白ゆき姫殺人事件

2018-01-16 16:09:54 | 読んだ本
湊かなえ著 集英社。

読んだ感想は小説を読んでるという感覚よりもテレビのワイドショーを観ながら週刊誌を読んでるみたいな感じでした。

ある地方の
化粧品会社の社員が殺害され、灯油をかけられて火をつけられたという残酷な事件。

被害者は三木典子という社内一の美人で性格も良く仕事もできるという社内、友人の間でも評判の良い人物。

疑われているのが同期の神野美姫という同じみきという名前の人物で、三木典子とは対称的にごく普通で目立たないタイプの人物で殺害の動機が最近付き合っていたと彼女が思い込んでいた(周囲はそう思っている)男性が三木典子と付き合っていたからとか。

これは彼女たちの周囲の話を総合して週刊誌に載ったものが広がり、またいろんな事情がでてきてというその様子は、テレビのワイドショーがずっと追いかけているようなそんな感じでした。

証言者は自分の身元がわからないからと実はといろんなことを取材する記者に話すわけです。

嘘は言っていない本当のことなのですがそのニュアンスでこんな風になってしまうのかと。

全く関係ない第三者ならその記事に書かれたままを信じてしまうでしょう。

関係者は皆匿名でも誰がこの証言をしたか特定されちゃうわけでそれがちょっとゾッとしたというか。

さすがイヤミスの女王が描かれた小説だと思いました。

私たちが利用しているSNSも非常に関係していて便利さと間違った使い方をすればとんでもないことになるという怖さ。

私は登場人物の中でこの人はどんな気持ちでいたのだろうとそれがわからなくて事件はまあ解決するのですがそこのところがう~んと心残りなのがやっぱり湊かなえセンセーなのかなぁと。

今度映画の方を観てみたいと思います。


嘘八百舞台挨拶なんば

2018-01-08 22:56:11 | 佐々木蔵之介さん
TОHОなんばで「嘘八百」上映後の舞台挨拶に行ってきました。

まずは映画。

原作本も買いましたが今回は先入観を持たず見たかったのでストーリーが全くわからずで観ました。

映画は関西テイスト満載で面白い!

そして時間がダラダラと長くないから集中して観て笑えます。^^

あちこち番宣で出演されていたお二人コメディ映画とはおっしゃってませんでしたが笑いっぱなしです。

まだ始まったばかりなのでストーリーはあれですが。

落ちぶれた骨董商と陶芸家、原因はある大物の鑑定士と骨董商コンビのせい。

ひと泡吹かせてやる~~~というのが大筋ですがさあどうなるやら。

ここに関西のお笑いの重鎮坂田師匠や芦屋小雁さん、近藤正臣さんなど一癖も二癖もある方々がからんでくるのですから面白くないわけがない。

蔵之介さん演じる落ちぶれた陶芸家野田佐輔の妻役の友近さんが良かった~~~。

すごくお似合いの夫婦でした。^^

そして上演後の舞台挨拶。

今日は私は映画を観るのはベストポジション、ですが生の挨拶の出演者の皆様を観るには遠すぎて~~。

またこんな日にかぎってオペラグラスを忘れる大失態。

舞台なら絶対忘れないのに映画だと丁度観やすいと油断いたしました。

なので蔵之介さん、中井貴一さん、友近さんが登壇されたのですが~お顔がはっきりわからない。

かろうじて友近さんが真っ赤なワンピース?中井貴一さんがカーキ色のスーツにネクタイはなし、白のスニーカーがまぶしい。

蔵之介さんはグレンチェックだったのかわかりませんがジャケットに白いシャツに黒の細身のネクタイ、デニムのパンツに靴は黒。

そして髪の毛が伸びてました。

やっぱりちょっと痩せられましたでしょうか(リチャードさんハードでしたものね。)顔が小さい。

映画の見所などをサラッとお話されたあとに質問タイム。

質問が映画の内容にふれますので載せませんが友近さんと蔵之介さんは映画でとてもいい夫婦であったと改めて証明されました。
蔵之介さんが友近さんに「ええ嫁や~~。」とおっしゃってましたので。

言われてみたいセリフです。^^


あと映画の撮影中の待ち時間の間のエピソードで先ほど書きました関西のお笑いの重鎮坂田師匠をずっと見続けていられたということでこの映画の主役は坂田師匠なのではないかというほど話題にあがってました。

中井貴一さんの若さを保つ秘訣はお肉を食べましょうになりますでしょうか。

一番の年長者の芦屋小雁さんが(西に住んでいる私たちはずっとテレビで観ていた方なので愛をこめて小雁ちゃんと呼ばせていただておりました。)撮影中焼肉を食べておられたのでやっぱりお肉は良いのではないかと。

お三方は嘘をつかれたことがありますかという質問に友近さんが小学生のとき当時の絶頂期のアイドルから年賀状が届いたと自分で年賀状を書いて出していたと。

蔵之介さんは小学生の時に京都で踏水会という夏休みに水泳教室に兄弟三人で通っていたがお兄様(蔵之介さんはにいちゃんとおっしゃってました)と蔵之介さんは泳ぐのに飽きてさぼっていたのがばれちゃった~という微笑ましいもの。

中井貴一さんの嘘はご本人のイメージとちょっと離れてしまうのですが小学生の男子ならあるあるの話です。

蔵之介さんもうんうんとうなずいておられましたから。

この映画のメンバーで仕事をするのがとても良かったのか「嘘八百2」を撮りたい意欲満々でした。

2ができるのは映画館に来られた皆様にかかっておりますと。

やっぱりお正月にこういう映画を観たいと思います。

今まで当然のようにあったお正月映画いつの間にかなくなっちゃいましたね。

また来年も観て笑いたいし、蔵之介さんの舞台挨拶も観たいです。

そのためには映画館また観に行きま~~す。