金魚cafe

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銀行総務特命

2013-11-29 22:00:50 | 読んだ本
池井戸潤著 講談社

あの倍返しだ~が流行って以来図書館で池井戸さんの本のスペースがいつも空っぽ。

前はいくらでも借りられたのに...。

いや「空飛ぶタイヤ」「鉄の骨」とドラマ化されていってから貸し出しが多くなり予約しても何か月待ちとなっていました。

やっと1冊借りられたのがこの本です。

短編8本。

帝都銀行総務部企画課特命グループ、銀行内の不祥事を担当する。

特命係指宿修平。

顧客の情報流出、銀行内部の暴露本を出版されるのを防ぐ、行員によるストーカー行為など表沙汰になるまえに防ぐのが使命です。

そんな内部のあら捜しをする部署ですので内部からも敵意を持たれ彼自身もピンチに陥るときもあります。

そういう銀行内部でなぜ彼が必要とされるような事件がおこるのかというのがこの本の中である事件で関係した刑事が漏らした言葉に表れているなあと思いました。

「法律上での問題はなくても、人として許されない行動ってのはあると思うんです。そういう事をして気づかないのは特に銀行さんみたいなエリートに多いんじゃないですか。」というのと自分は刑事だからと断って「根っからの善人を悪事に追い立てたほうが百倍悪いと思います。」これが銀行の体質なのでしょうか。

たしかに半沢直樹でもそれっぽいところあったような気がいたします。

指宿修平という人は銀行に属していますが、それが銀行にマイナスになることであっても真実を明らかにしたいという骨っぽいところのある人物です。

こういう人は上からは煙たがられ、おそれられますが、出世コースには乗れないでしょうね。

これもドラマ化したら面白そうな作品です。

たまには。

2013-11-28 00:17:16 | 食べ物
地元に和カフェができたので時々お邪魔します。



お団子のセットを頂きました。

お団子は4種類。

きなこ、あんこ、みたらし、醤油味と好きなのを好きな数だけチョイスして好みのドリンクとセットとなります。

今回は上から順にきなこ、醤油味、みたらしと1本ずつ頂きました。



地元で採れたほうじ茶を頂きました。

この和カフェは地元の材料を使った地産地消でとこだわりのあるお店です。

今回は選ばなかったのですが、和紅茶というメニューもありまして国産の紅茶ってどんな味かしらと気になります。

そして和スイーツとの相性はいかに??

お昼は雑穀米のおにぎりや地元の野菜などを使ったお惣菜も付いたランチもありヘルシー志向の人の憩いの場となっています。

次回はランチを頂いてみたいと思います。^^

幕末単身赴任下級武士の食日記

2013-11-27 00:21:58 | 読んだ本
青木直己著 NHK出版。

時代劇好き、歴史は戦国時代よりお江戸の方が好きな私にはお江戸の普段の生活というのはすごく興味があります。

江戸というのは世界一の大都市であり、東京23区より狭いところに100万人がひしめいて住んでいたのです。

その半数が武士でした。

武士といっても直参旗本が八万騎それ以外が地方から参勤交代で殿様のお供をしてきた家臣たちです。

ここに登場する武士も紀州和歌山藩の勤番侍酒井伴四郎という人が江戸滞在中日記をつけていてそれがほぼ毎日食べることだったのです。

当時は桜田門外の変の二か月後で歴史では尊王攘夷だとか大騒ぎしていたはずなのに彼らは毎日芝居を見たり浅草や横浜に観光で出かけたりとのんびりしたものでした。

いろいろ思うことはあっても書かなかったのかもしれませんがほぼ毎日食物のことで文章はうめられていました。

そこからみえる日常も単身赴任は原則自炊で同じ長屋に住む単身赴任の者同士おかずのおすそ分けをしたり、仲のいい者同士で蕎麦やお寿司を食べにいったりと今のお勤めしてる人と変わりません。

まあ単身赴任なのでそんな贅沢はできませんので自炊で節約して行事があるときは奮発するという微笑ましいものです。

彼は和歌山出身なので江戸と食べるものがちがったりして最初とまどったりします。

たとえば醤油、味噌、魚など今でも違いますから当時はもっと違ったのでしょうね。

今は高級なトロはあまり好まれず、カツオの方が高価だったりとへ~~~と思うところもありました。

節約のためお豆腐、イワシをよく料理に使うというのは今と変わりませんでした。

意外ですが結構お肉が好きで月のうち何回かは食べていました。

明治になってすんなりすき焼きができたというのもそういう下地があったからでしょうか。

1860年ごろであと8年もしたら大政奉還がおこったというのにこののんびりした感じはなんだったのかなあと。

この後酒井伴四郎さんがどうなさったのかがとても興味があります。




こうのとりのゆりかご

2013-11-26 00:00:04 | 佐々木蔵之介さん
救命病棟24時以来久しぶりにドラマに出演されるところを観れました。

熊本市の市長役、出番は少ないけれど話の重要なところを任される役でインパクトはありました。

スーツ姿で真摯な表情は市長じゃなくてハンチョウ??と言いたくなりましたが、重大な決断をされる役実在の方を演じるわけですから難しいのかな?

熊本に赤ちゃんポストができる当時話題になりました。

その時だけはすごく騒いでいたような感じがします。

ドラマ化されるとなって思いだしたぐらいでしたので。

私も当時真剣に新聞を読んだりそのニュースに耳を傾けていたわけではないのでどのような経過で赤ちゃんポストができたかをドラマを観て知りました。

なので市長さんの決断というのは凄かったのだと実感いたしました。

自分たちでは決められないと政府に問うてもはっきりとした回答は得られなかったなんて知りませんでした。

こうのとりの公式HPには薬師丸さんのコメントは載っていたのですが蔵之介さんのは残念ながら載っていませんでした。

この市長さんを演じるときどんな気持ちで演じたのか知りたかったのですが載せて頂けたらうれしいのですが。

このドラマの番宣に出演された薬師丸さんがここに出てくるお母さん、赤ちゃんたちからこちらに預けた方を特定されたりしないよう作られているとおっしゃっていました。

それだけデリケートな内容のドラマでしたがこちらに預けられた赤ちゃんの幸せになることを考えてる皆さんにたくさんの愛情をもらっているのだと思うとジ~ンときました。

熊本に続けと全国に赤ちゃんポストが増えて行かないというのは病院、行政と両方が協力しなければ運営していけないのですね。

預けるところができるなら増えない方がいいのかもしれません。

自分一人ではと困ったときに親身になって一緒に考えてくれるところというのはあった方がいいのかなと思います。







猫侍(8)

2013-11-25 00:05:03 | ドラマ
今まで観ていて私はどこを見ていたんだろうと大いに反省することがありました。

玉さまは女の子だったのです。^^

猫見屋さんで玉さまを預かってもらってお七さんとの会話で娘なんだからというのを聞いて「えっ??娘??玉之丞なのに??」

そういえばタマって名前をつけると女の子の割合が多いですよね。^^;

ドラマも後半折り返し地点に来てるときに肝心なことがわかっていなかった私、反省します。

玉さまと暮らしながらも仕官の道をあきらめていない丈太郎に仕官の世話をしようというどう見ても怪しげな侍たち。

丈太郎の剣の腕を見込んでスカウトに来た様子。

でもよくよく聞いてみますと御前試合でわざと負けるのが条件だというのです。

道場時代のライバルに斑鬼と言われながらも甘いところがある、心まで鬼になれないやつと言われる丈太郎に仕官のためとはいえわざと負けることなどできないだろうなと思いました。

別れて暮らす家族のことを思えば自分の誇りは捨てても一緒に暮らせるように言うとおりにした方が良いのかと迷います。

そんなときもう家族となった玉さまに聞いてみる丈太郎。

ニャーとしか言わない玉さまはもちろん反対ですよね~~。

そんなとき例の水責めの得意な同心たちが気づいた様子。

玉さまに危害を与えたわけではないので罪には問えないとおもいますが、いろいろこじつけて番屋に連れて行かれそうな予感。

このピンチ逃れられるのか??

玉さまに救われそうな予感がいたします。