金魚cafe

こちらにお立ち寄りくださってありがとうございます。
ぼちぼちのんびりと綴っております。

はちの巣座vol.151秋公演「レコンキスタ」

2015-11-30 22:39:39 | 芝居
阪急六甲駅で降りてバス乗り場に行きましたらすごい行列。

皆さん山登りのスタイル神戸大学まで行くバスの終点は六甲ケーブル下、お天気も良いし紅葉はキレイと皆六甲山に行かれるのですね~~。^^

私は神戸大学国際文化部前で降りて神戸大学シアター300に向かいます。

「レコンキスタ」というのは惑星ピスタチオ平和堂ミラノさんが書かれたものでリアルタイムで観れなかったので観れるんだ~とワクワク。

どういうストーリーなのかとちょっと予習しようと思ったのですが「レコンキスタ」について書かれた文章を見つけられずまっさらな状態で観ることとなりました。

パンフレットのキャストの写真は皆女学生とシスター、男性が一人、あれ??この子は男の子ではないのかな??と

舞台のセットは修道院のような感じです。

全寮制の女子高に転校してきた茉莉子、いきなりつぼみちゃんという女の子に「囚われの姫」ねと言われて何のことかわからずにいると、この聖ドミニク女学院では秘密を多く持ってる人、その秘密を皆に分け与えられる人がトップなのです。

秘密というのは誰にも言わないから秘密なのであって皆で共有すれば秘密でもなんでもないので茉莉子は戸惑うのですが、他の生徒は「あなたは外から来た人だから」と彼女から距離を置き始めます。

ミッション系のたぶん幼稚園ぐらいからずっと一緒に上がってきたみんなと外部から入ってきた人とではどうしても壁があるのでしょうかね~。

親兄弟よりもずっと長い時間過ごした同級生同士暗黙の了解というのがあるのかもしれません。

私も共学だったのでこれはちょっとどんな感じなのかわからないのですが。

茉莉子と同じ日に転入してきた苑子という少女が生徒たちから隔離されていわゆる「囚われの姫」だったのですが彼女の秘密を知りたくて生徒たちは友達を出し抜いたりして秘密探しに熱中します。

苑子と茉莉子は外から来たもの同士なので親近感があったのか苑子は茉莉子には秘密を打ち明けますが茉莉子はそれを自分だけの秘密にしておきます。

厳格なミッション系の全寮制の女子高、いろんな自由が制限されている彼女たちの楽しみが「秘密」であったのだろうか。

彼女たちが考える「秘密」というのは憧れるような素敵なもので本当の「秘密」を知ってしまったら憧れたりしないだろうなあと。

一番幼く周りから子供とからかわれていたつぼみちゃんが恋も愛も知る前に本当の「秘密」を知ってしまって大人になってしまった。

彼女たちが大人になったときにこのときの出来事をどう思うのだろうと。

大人になったときに誰にも言えない「秘密」が聖ドミニク女学院での「囚われの姫」についてではないでしょうか。

主役の茉莉子とつぼみちゃんは男の方でちょっとびっくりしたのですが、女性が演じると生々しい感じがすると思うので中性的なかんじで大人の女性になりきれていない茉莉子とつぼみちゃんは男性で良かったと思います。

茉莉子ちゃん、つぼみちゃん可愛らしい方でした。^^

惑星ピスタチオで蔵之介さんも演じてらっしゃるそうなのですが、女子生徒だったのかシスターだったのか観てみたかったです。






お昼ごはん

2015-11-29 15:53:31 | 食べ物
ちょっと出かけております。

遅めのお昼ごはんです。



健康のことが気になる年齢となり、外食もバランスよく食べられるかを考えるようになりました。

デザートも食べたいので


ローカロリーな杏仁豆腐です。
さっぱりして美味しいです。(^^)

LIFE~夢のカタチ~「華麗な経歴!祇園の天才シェフ」

2015-11-28 23:20:45 | 佐々木蔵之介さん
京都祇園に一見和食のお店かと思う外見でフレンチの「山地陽介」というお店が今年の6月にオープンしていました。

シェフの名前をそのままつけたこのお店、シェフの経歴がものすごく東京の調理学校を卒業後ホテルに勤めてそののちフランスの料理学校ポール・ボキューズ学校に入りフランスの名店を渡り歩いてドバイやニューヨークからのお誘いを断り京都に店を構えたのです。

言葉や生活習慣の違いから苦労をされたようですが、一つ一つ結果を出していかないと通用しない。

穏やかな外見からは想像できませんが何でも吸収しようという良い意味でのハングリーさを感じます。

京都で仕事をするにはまずその土地のものを知らなければならないと思ったら即実行。

長い間海外にいたので和牛を扱ったことがないから和牛について学ぶために熟成肉のお店で働いたりとこのフットワークの軽さも今までにはいないタイプの方ですね。

お店のメニュ―を見ますと絵のような食べるのがもったいないほどのきれいさとその日の良い素材で同じものを作らず日々変化しているという新しいタイプのお店です。

京都って和というイメージがありますが歩いてみるとその昔の町並みの中に結構お肉を扱ったお店が多いのですよ。

そしてパン屋さんもですし、フランス直輸入のチーズ屋さんもあったりとうまく溶け込んでいるのです。

そのチーズ屋さんが扱っているチーズが山地さんがフランスの料理学校時代の恩師が作ったチーズなのです。

ご縁というのはあるのですね。

そして恩師が来日されまして山地さんのお店を訪れます。

山地さんが恩師に伝えたかったこととは「仕事、食事、幸せを皆でシェアすることを教えてもらった、食事を通じて人生を楽しむことを教えてもらった」と感謝の気持ちをフランス語で伝えます。

日本語でしゃべってる山地さんよりフランス語でしゃべってるほうがなにか活き活きしているような感じがしました。

日本語だと照れくさくて言えないこともフランス語なら言いやすいのかしらと。

食事を通じて人生を楽しむというのは食べるばかりでなく作ることでも楽しむのかなと。

新しい食材と出会いどんな風に作ろうというワクワク感。

奄美大島で見つけた食材で奄美大島を表現したお皿はきれいでした。

フレンチなのに格子戸で提灯を下げて祇園の町溶け込んでいるフレンチレストラン、素敵なお店です。






MOPPYの不惑ワクワクの会~宗彦生誕40年記念~

2015-11-26 23:54:04 | 古典芸能
11月22日に京都の大江能楽堂で茂山家の宗彦さんの会が開かれました。

1975年6月4日生まれで1979年10月初舞台。

今年が40歳、狂言師として36年節目として狂言会をされるとのこと。

大江能楽堂に着いたらすでに大勢の方が並ばれております。

私は大江能楽堂は初めてなので並んでる方を見つけなければうっかり通り過ぎていました。

いつもは目印にポスター貼ってるのになんで今日はポスター貼ってないのだろう??と不思議に思いながら中に入りました。

そしていつも入場するときに渡してくださるパンフもなし。

何だろう?いつもこんなことはないのだけれどと席に座ろうとしたらえっ???ここは椅子がなくて正座しなくちゃいけなかったのでした。

私は正座が苦手で京都で狂言会があるときは大江能楽堂じゃなくて椅子のある金剛能楽堂に観に行っていました。(情けない^^;)

用意のいい方は正座しても足がしびれない正座椅子を持参されていましたし、皆お行儀よく正座されています。

2時間近く正座はツライな~~と悩んでおりましたら椅子の席の方と場所を変わっていただけてセーフです。^^ホッ。

そしてパンフが配られまして番組を見ますとあれ?内容が変わってる??

それには深~~い理由があったのですがそれは後のお楽しみで、まず「宗論」。

浄土僧 茂山宗彦

法華僧 茂山逸平

宿屋  茂山七五三


浄土僧と法華僧が旅の途中で出会います。

宗派が違うので互いに自分の宗派に改宗させようとします。

浄土僧のほうがちょっと茶目っ気があり法華僧はそれをうっとうしがります。

宿で同部屋になってしまい部屋を代えてくれと頼む法華僧、あいにく空き部屋は無し、無視することにします。

それを面白がってますますからかう浄土僧。

これを宗彦さん、逸平さんの兄弟でやるので間も息もぴったり。

宗彦さん、自分の会なのではじけております。^^

次が「萩大名」

大名 茂山七五三

太郎冠者 茂山宗彦

庭の亭主 茂山逸平

一家総出でございます。

田舎大名がご近所の萩の花が見事なお庭を見せていただくこととなります。

当時は大名ともなりますとお庭を見せていただいたら和歌を読まなければなりません。

田舎の大名で風流を理解できず困ってしまいます。

太郎冠者が自分の読んだ和歌を読めばよいと教えるのですがなかなか覚えられず、仕方なく太郎冠者がゼスチャーで教えるからと言ってもトンチンカンなことを言って庭の亭主を怒らせ太郎冠者にはあきれられます。

いつもは太郎冠者が失敗したりトンチンカンなことをして主に怒られるのですがこの太郎冠者はなかなかのキレ者として登場します。

私は前に千五郎さんの大名で茂さんの太郎冠者の萩大名を観ましたが、同じ茂山家でも組み合わせが違うと面白さが違うなあと。

そして終了した後で七五三さん、宗彦さん、逸平さんのお子様の慶和くんが登場してご挨拶。

いつもは終わってからご挨拶というのはないのですが珍しいです。

実は宗彦さんの生誕40年記念の会というのはお父様の七五三さんが茂山七五三を襲名されて20周年をお祝いするためのサプライズだったのです。

知らぬは主役の七五三さんだけ。

どおりでポスター貼ってないしパンフもギリギリまで渡されなかったわけでした。

七五三さんはこのサプライズに感激されてちょっとウルウルとなりかけていらっしゃいました。

その横で宗彦さんは明るく慶和くんとはしゃいでいたのは自分もウルウルとなるのが照れくさくて明るくふるまってたのかなあと。

私の今年の狂言会はこれで最後、また何かの節目にサプライズがあるのかしらと来年も狂言会が楽しみです。