I Didn't Know What Time It Was 時さえ忘れて

蕎麦 or うどん or ラーメン、それにスーパードライとジャズがあれば

燕岳 2762m 1日目 後半

2014-07-21 | アウトドア
さて、その雄姿がこれ!稜線を挟んで西側は晴れているが、東側は正に五里霧中。この中をずっと登ってきたことになる。13:08。


先にチェックインをしようと燕山荘への階段を登る。するとテラスで休んでいる人達の後ろに憧れの槍ヶ岳が見えてまた感激。




山男さんに挨拶をして、受付を済ませると別館にある部屋へ案内された。カーテン付きの3畳一間だが二人だけで使えそうだ。ラッキー!
(布団3組に枕は6個あり、混んだときには6人で寝るんだろうが、寝返りも打てないし、荷物はどうするんだ?)


休憩後、水筒と念のため二人分のレイン(上)を入れたサブザックを背負い、お土産コーナーを覗いてから山歩に出発。14:04。


白い砂の斜面にはたくさんのコマクサ。


振り返れば、ちゃんと目もあるイルカ岩だ。


奇妙な形の岩に囲まれていると、どこか別の星にいるような錯覚に陥る。


今度はとても眼鏡には見えないメガネ岩。奥には山荘から大天井岳さらには槍ヶ岳へ続く表銀座コースも確認できる。


(ミヤマキンバイ? キンポウゲ科の何か、分かる人がいれば教えて)


ついに登頂 14:37。中房温泉からは標高差にして1300m、達成感はこれまでのどの山より素晴らしいと思われる。


ちょっと寒くなってきたことだし、北燕岳は眺めるだけにして山荘へ戻ることにした。


燕岳から見た燕山荘のアップ、これぞ天空の城か?マチュピチュにも竹田城にも勝るかもしれない。



帰り道で何枚も槍ヶ岳を写したが、その中では、これが一番かな。小槍に孫槍も見えた!



山荘の喫茶室で祝杯を上げる。生ビールの大ジョッキは1000円、ちと高いがそれだけの価値がありそうだ。尚、モツ煮は700円、柿ピーは100円。


ツレの腰痛が原因で約2か月間トレーニングができず、ぶっつけ本番となってしまったが、よくやったと自分たちを褒めてやりたい(笑)




夕食は5時から。チーズ入りのハンバーグは美味しかったが、その他は普通。何よりご飯がべチャっとしていていただけない。
食べ終わったところで喫茶室へ移動し、缶ビール350cc500円を飲み直して時間をつぶすが、18:50頃の日の入りまでは長い。


一度部屋に戻り横になって時間調整の上、外へ出てみたものの生憎のガスで夕陽の撮影は断念。そこで19:00からのオーナーの
アルプスホルン演奏を聞くため再度食堂へ出向く。演奏そのものはミストーンが目立ち所詮素人芸だったが、話は中々面白かった。
(足がつったときは梅干しを食べ水を飲むと3分で治るらしいし、両足の場合は2個食べればいいとか)

9時に消灯、さて山小屋の夜は長い?短い? ふくらはぎと太ももに痛みを感じながら就寝する。尚、モバイルバッテリーは好調で不安なし。

(Panasonic LUMIX DMC-LX5-Kで撮影)
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燕岳 2762m 1日目 前半

2014-07-21 | アウトドア
山小屋デビューは雑誌でも評判の高い北アルプスの女王と言われる燕岳(つばくろだけ)直下の燕山荘(えんざんそう)を選んだ。



名古屋を2時半頃に出発し、トイレ休憩もそこそこに安曇野ICを目指す。高速を下りてからコンビニで朝食用のサンドイッチと
昼食用のおにぎりを調達。4時間ほどかかって中房登山口駐車場に到着したところ、第1は満車だが、第2に停めることができた。



しっかりストレッチをしてからザックを背負い1kmほどの舗装道路を浮き浮きした気分で歩くと、登山口のある中房温泉だ。




登山届はWEB(山と自然のネットワーク コンパス)で提出済みなので、ここではPROTREKの標高を合わせ、トイレを拝借して出発する 7:03。



ようやく第1ベンチ 7:42。さすが北アルプス三大急登と言われることだけはある。早速ザックを下ろし、行動食(羊羹)を摂り水分を接種する。



幾つかの階段を登り、荷上げ用ケーブルの脇を抜けて第2ベンチ 8:21。当然ザックを下ろし、バナナ味のゼリー飲料でエネルギー補給した。




登山道は昨日までの雨で所々ぬかるんでいるし、下山者とすれ違うことも多くなって思うように進めないが、やっと半分の第3ベンチ 9:09。



滑りやすい花崗岩の露出した道を越えて富士見台ベンチ 9:59。眺望はなかったが、要所要所にベンチが設置されているのは大変ありがたい。



合戦小屋まであと10分、あと5分と書かれた案内看板に勇気づけられて、緩やかになった道を一歩一歩進む。着いた合戦小屋だ 10:46。



ガスってきて眺めもさっぱりなので、テント下のベンチに座り靴の紐も緩めて、おにぎり2個のランチタイムとする。


デザートは名物のスイカ!1/8切れが800円は高いが、食べておかなきゃ話にならないだろうと思いいただくことに。甘くて旨い!


トイレを済ませ、スイカの皮はケーブルで下ろされるだと妙に納得しながら先に進む、11:44。燕山荘まであと1.5時間か。


合戦沢ノ頭にもベンチがあったので荷物を下ろし、全ベンチ制覇(笑)12:07。標高は2488mのはずだが、時計は2453m、こんなものか?


(ナナカマド)




(チングルマ)


(アオノツガザクラ)

森林限界を超え槍ヶ岳も見られるはずだが、霧で眺望が全くきかないのでつい足元に目がいく。するとそこには様々の高山植物が。





残雪に囲まれた階段を登り、テント場を過ぎて稜線に出た途端、一気に視界が開けた。左が燕山荘、右1.0kmが燕岳だ 13:08。

(Panasonic LUMIX DMC-LX5-Kで撮影)

コメント (2)
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