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I Didn't Know What Time It Was 時さえ忘れて

蕎麦 or うどん or ラーメン、それにスーパードライとジャズがあれば

「JAZZ茶房 猫」名東区

2010-02-09 | その他グルメ 市内
偶然「食べログ」でちゃんとジャズを聴かせてくれそうな店を見つけたので、早速ランチに訪問。


ドライピットを降りると、錆びた譜面台に載った看板と背が高く威圧感のある鉄製ドアが出迎えてくれる。(期待が膨らむ)


店内はかなり照明が落とされていて、昼間というのにすっかり大人の雰囲気だ。とりあえずカウンターの端に座し、
メニューから牛バラの煮込みカレー1100円とツレ用にカニのトマトクリームソースパスタ900円を注文。

 

流れていたのは食傷気味だが、ゲイリー・ピーコックとジャック・デジョネットと組んだお馴染みキースのスタンダード・トリオだ。


マスターに写真撮影の許可をいただき、CDコレクション(2000~3000枚)やオーディオ機器を検分しながらE-P1であちこちを激写





しばらくするとカレーが供されたので一時中断。BGMはいつの間にかポール・デスモンドに変わっていた。



一日限定8食というカレーはなかなか本格的。柔らかく煮込まれた牛肉はとても大きくて食べ応えがある。







パスタの茹で加減もソースも絶妙。




食べ終わったところで、持ってきたスタン・ゲッツの『ピープルタイム』から「ハッシャバイ」をリクエストし、
スピーカー前中央のベスト・リスニング・ポジションに移動し、コーヒー600円をいただくことにした。

 

丁寧に煎れられた青猫オリジナルブレンドは香りもよく、美味しいコーヒーだ。また全ての器に凝っているのも好感が持てる。



さて、ゴールドムンドとJBLのフラッグシップで聴くデジタル音は実にリアルだが、ヴォーカルものでは音像定位が甘いように感じた。
コンクリート打ちっ放しのライブな空間では少々無理があるのかな。音響パネルなどでもっと追い込むことはできないものだろうか。


ジャズ喫茶というより、まさに茶房という雰囲気。ゆっくりと時間の流れる昼下がりにまた訪れてみたい。

(ところで聞きそびれたが、店名の由来は萩原朔太郎の詩集から?)


JAZZ茶房 猫 (カフェ / 藤が丘)★★★★ 4.0