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来年(2023年)の二十四節気・雑節

2022-02-03 23:13:58 | 

 国立天文台は、毎年2月の最初の官報で翌年の暦要項(れきようこう)を発表しています。

暦要項には、国立天文台で推算した翌年の暦(国民の祝日、日曜表、二十四節気および雑節、

朔弦望、東京の日出入、日食・月食など)を掲載しています。

 今年は2月1日に「令和5(2023)年暦要項」を発表しました。以下は、主な内容です。

 

国民の祝日、日曜表

「国民の祝日」のうち春分の日と秋分の日は「国民の祝日に関する法律」には具体的な日付が

記載されておらず、前年2月の官報に暦要項を掲載することで発表しています。

また、「国民の祝日」には毎年日付の移動するものもあり、成人の日は1月の第2月曜日、

海の日は7月の第3月曜日、敬老の日は9月の第3月曜日、スポーツの日は10月の第2月曜日と

定められています。

「国民の祝日」は休日となりますが、「国民の祝日」が日曜日にあたるときは、その日の後で

最も近い「国民の祝日」でない日も休日となります。

 1月2日は休日となります。

二十四節気および雑節

二十四節気、土用、入梅、半夏生の時刻は太陽の視黄経が各節名の右側に記した値をとる

時刻です。節分は立春の前日で、彼岸はその入の日(春分・秋分の3日前)が示してあります。

朔弦望

朔、上弦、望、下弦の時刻は月と太陽との視黄経の差がそれぞれ0°、90°、180°、270°になる時刻です。

8月にブルームーンがあります。(同じ月に満月が2回ある)

東京の日出入

東京の日出入は旧東京天文台1 (東京都港区麻布台。世界測地系で東経 139°44′28.8869″、

北緯 35°39′29.1572″) の地平線に太陽の上辺が一致する時刻で、標高の効果は考慮していません。

日食・月食など

日本で見える日食・月食・日面経過については、国内の主な場所に対する状況が記してあります。

東京の経緯度は日の出入りに用いたものと同様です。

この年には日食が2回、月食が1回あります。

 4月20日には金環皆既日食があり、日本では一般に、南西諸島、九州地方南部、四国地方南部、

近畿地方南部から関東地方南部にかけての地域、伊豆諸島、小笠原諸島で部分食が見られます。

 10月15日には金環日食がありますが、日本では見ることができません。

 10月29日には部分月食があり、日本では全国で部分食を見ることができます。

ただし、小笠原諸島などでは月食の途中で月の入りとなります。

 

暦要項について

国立天文台では、国際的に採用されている基準暦に基づいて、太陽・月・惑星の視位置を

はじめ諸暦象事項を推算し、「暦書」として「暦象年表」を発行しています。ここから

主要な項目を抜粋したものが暦要項です。

昭和29(1954)年6月1日の官報に翌昭和30(1955)年の暦要項を掲載した

のが最初で、昭和39(1964)年の暦要項からは現在のように前年2月の最初の官報に

掲載するようになりました。

暦要項、暦象年表の内容は、国立天文台暦計算室ウェブサイトで見ることができます。


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