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ギリシャ文字、身近なあちこちに

2022-02-01 23:28:09 | 

2月1日の朝日新聞 教育欄

(朝日小学生新聞から)ギリシャ文字、身近なあちこちに

 「アルファ」「ベータ」「ガンマ」「デルタ」「オミクロン」――。新型コロナウイルスの

変異株をきっかけに見聞きしたこれらの言葉は、ギリシャ文字のアルファベットです。

私たちの生活をよく見ると、あちこちで使われていました。

 世界保健機関(WHO)がコロナの変異株にギリシャ文字を使い始めたのは、昨年5月末。

もともと変異株が確認された国や地域の名前を使っていましたが、差別や偏見をさけるため、

ギリシャ文字のアルファベットを順番に使うことにしました。

 ギリシャ文字のアルファベット24文字のうち、オミクロンはすでに15文字目。

WHOはギリシャ文字がすべて使われた場合、変異株に星座の名を使うことを検討しています。

 ギリシャ文字は、今の中東・レバノン周辺に住んでいたフェニキア人が使っていた文字を

もとに、古代ギリシャで生まれました。数学や物理などの学問ではたびたび登場します。

 ギリシャ語にくわしい早稲田大学の宮城徳也教授は「記号としての役割を強く持っている

のでは」と推測します。また、ギリシャ文字は、英語などヨーロッパの言葉は影響を与えた

といいます。英語の「テレフォン(電話)」はギリシャ語の「テーレ(遠くに)」と

「フォーネ(声、音)」に由来するなど、ギリシャ語を語源とする言葉が今も多くあります。

ギリシャ文字、こんなところにも!

・円周率 パイ(π)

・三角形の角度 シータ(θ)

・河口付近にできる三角形状の地形をデルタ(Δ)という

・日本の固体燃料ロケット・運用中 イプシロン(ε)

・日本の固体燃料ロケット・運用終了 カッパ(κ)、ラムダ(λ)、ミュー(μ)

星座の中のギリシャ文字

 明るい恒星には,星座の中で明るい順にギリシャ文字のアルファベットの名前がついています。

これは,ドイツのヨハン・バイエルが1603年に『ウラノメトリア』という星表を出版した際に,

各星座の星の明るい順にこれを割り当てたことが始まりです。

以来,α,β,γ・・・という名前は“バイエル名”とか“バイヤー名”などと呼ばれ,頻繁に用いられる

ようになりました。

 バイエル名は,だいたい明るい順番についていますが,順番が入れ替わっているものもたくさん

あります。

オリオン座アルファ(α)星:ベテルギウス

オリオン座ベータ(β)星:リゲル

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
呼称 (もも)
2022-02-02 00:06:51
管理人さま
こんばんわ、ももで~す。
ギリシャ文字もですけど、案外と~
ドイツの呼称も身近にあったりますね。
モノとかトリとか~
テトラとかペンタとか、オクタやナノとか~
返信する
Unknown (もも)
2022-02-02 00:11:42
ドイツ語云々は勘違いでした・・・
すみません。
アイン、ツバイ、ドライ?でしたね。
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