ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

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仏のお顔

2008-06-17 06:50:39 | ノンジャンル
おはよ。

昨夜は、お通夜でした。

姉の嫁ぎ先のお母様が亡くなられました。

我が家を代表して一人で行くつもりでおりましたら、父が「私も行く」と言いまして、二人で知多市の葬儀場まで出かけました。

読経が始まり、焼香を済ませ、やがてお坊様が退席をされますと、案内の係りの人から「よろしければ、仏様のお顔とご対面をしてください」と促されまして、四角い箱に眠る仏のお顔を拝見し、お別れをしたのでありました。


死に化粧をされたお顔は穏やかでありました。

手を合わせて、心経を唱えながら、ふと、

生と死のはざまはどこにあるのだろう?」

との思いが浮かんできたのです。

この仏は、本当に死んでいるのか?

もしくは、この人が死んだ・・・と言えるのか?

私が死んだと思うから死んでいるだけで、生きていると思えば生きられるのではないか?

体はいずれなくなくなるとして、その血脈は、子供から孫にわたってまでも、今なお生き続けているではないか?

それをもって、生きているということも言えるではないか?

・・・

心経一巻の間に、グルリグルリと頭の中でいろいろな思いが巡ったのであります。

そして、最後のお別れと、仏のお顔に向かって、手を合わせて頭を垂れたときに、つい口から出てきた言葉は、

「ありがとうございました」

でありました。

・・・

姉や孫たちの涙は、清く尊い涙でした。


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