富山ジュニアアスリートクラブ

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記録分析

2010年10月13日 | 平成19~30年度の活動
10日に行われたダッシュ王の結果を、私なりに分析してみました。

まずは、クラブ内での総合順位で20位までです。(コーチ陣は除きます)
タイムは2本走ったベストのものです。
1位 橘 直 6秒47
2位 西尾 誠太郎 6秒51
3位 倉川 鷹斗 6秒62
4位 岩田 大知 7秒02
5位 福島 聖 7秒08
6位 天池 将平 7秒22
7位 山本 里都 7秒37
8位 馬渕 唯奈 7秒41(2本目7秒46)
9位 三鍋 美優 7秒41(2本目7秒58)
10位 塩谷 菜摘 7秒48
11位 太田 有佳子 7秒53
12位 清水 瑠華 7秒55
13位 藤野 里菜 7秒59
14位 金代 菜緒 7秒60
15位 西尾 愛花 7秒62
16位 林 璃奈 7秒65
17位 山村 咲端 7秒66
18位 森 薫 7秒69
19位 水原 啓斗 7秒73
20位 荒川 大暉 7秒83

男女混合だと、男子で学年が上の人ほど有利ですよね。
これを学年性別で分けると、
中3男子 1人
中3女子 2人
中2男子 3人
中2女子 3人
中1女子 2人
小6男子 2人
小6女子 4人
小5男子 2人
小5女子 1人
というかんじで、まんべんなく20位以内にいます。
5年生で20位以内にいるのは、たいしたものです
性別だけで見ると、男子は8人、女子は12人と、女子がやや多いですね。

50m勝負だと、男女や学年の違いがあっても、以外と差がないことがわかります。
これが倍の100mだと、明らかな差がでます。

次に、以下の順位を見てください。
1位 塩谷 菜摘 -0.01
   林 璃奈 -0.01
   福島 聖 +0.01
4位 山本 里都 +0.02
5位 倉川 鷹斗 -0.03
   中村 祐貴 +0.03
7位 山村 菜月 -0.04
   天池 将平 +0.04
   松井 孝憲 +0.04
   山村 咲端 +0.04
11位 濱田 麗華 -0.05
   岩田 大知 +0.05
   馬渕 唯奈 +0.05
   稲本 あゆ +0.05


これを見て何の順位かわかりますか?
勘のいい人ならすぐにわかるはず。

答え
1本目と2本目のタイムの差が小さい人の順位

-(マイナス)は短縮したもの、+(プラス)は遅くなったものです。
1位の塩谷さん、林さん、福島くんは、2本とも±0.01と、安定したタイムを出しています。
できるだけこの差を、±0.05秒以内にするようにしてください。
理想は予選よりも決勝で良いタイムを出すために、1本目よりも2本目、2本目よりも3本目に良いタイムを出せるように頑張りましょう

次の順位はこれです。
1位 藤野 里菜 0.39
2位 森 薫 0.23
3位 清水 瑠華 0.20
4位 小泉 早希 0.19
5位 市川 咲月 0.18
6位 橘 享 0.16
7位 野口 隼輔 0.15
8位 太田 有佳子 0.12
   西尾 誠太郎 0.12
   西尾 愛花 0.12

これは良い順位なのか?悪い順位なのか?
これも勘のいい人ならわかるはず。

答え
2本目の短縮タイムが大きい人の順位

性別で見ると、男子が3人で女子が7人。
中学生が6人で小学生が4人。
中学生女子が5人と、半分を占めています。

1本目よりも速くなったから、いいんじゃないの?と思いたいところですが、これにはいろいろ原因が考えられます。
①1本目のスタートを失敗した・・・
②アップ不足だった・・・
③流した(手を抜いた)・・・

①も②も③も、予選なら、かなりの確率で敗退することになるでしょう
そんなことにならないように、対策を考えてみましょう。

①は練習すれば、まだまだ良くなります
反射神経も鍛えれば、良くなりますよ

②はアップの内容を考えてみましょう。
アップの内容は人によります。
すぐに体が動く人がいれば、なかなか動かない人もいます。
よく、いつも予選はタイムが悪いという人はいませんか?
エンジンのかかりが遅いとでも言いましょうか・・・
こういう人は、アップを少し強めにしてもいいかもしれません。
ただし夏場は暑さでバテるので、そこは考えてください。

③これはもやは問題外
流して予選を通過するなんて、そんなあまいものではありません。
本当に強い選手で、その日の試合で本数をこなす場合は流すときもありますが、小学生、中学生で流して走るなんて器用なことはできないでしょう。
そんなことより、常に全力です

というわけで、いろいろ分析してみると、わかってくることがたくさんあります。
特におもしろい例が、100mのベストが速い西尾誠太郎くんが、50mでは橘直くんよりも遅くなっています。
これはその人がスタートが得意か不得意か?前半型か後半型か?ということがわかります。
同じ例でいくと、100mのベストが速い金代さんが、50mでは塩谷さんよりも遅くなっています。
スタートが苦手な人はスタートを重点的に、後半に失速してしまう人は、後半の走りを重点的に練習してみましょう

中学生は一部の大会を除き、今シーズンの大会は終了しています。
もう冬期トレーニングに向けての練習は始まっています。
この冬期のトレーニングがどれほど大切かは、もうわかっているはず。
目標に向かって、頑張りましょう
コメント
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