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香港科技大学の学生、転落死を期に香港は変われるのか

2019年11月09日 | Weblog

香港の「明報」が伝えるところによると、11月4日、香港を代表する名門大学の学生が、將軍澳尚德邨停車場という駐車場で、転落し、救急病院で治療されたが5日の朝、帰らぬ人となったと。その情報をうけ、香港科技大学では、卒業式の式典を行っていたが中止し、学長が「永遠に辛楽を忘れないでおこう」と呼びかけたという。転落事故の原因は不明である。彼が民主化を求める街頭デモに参加し、警察部隊に追い詰められ、駐車場ビルの3階から、なんらかの原因で転落したという。ただ、警察部隊が直接に突き落としたという事件ではないらしい。真相の究明には、多くの困難があると思われる。我々が注目できるのは、大学が彼の死を個人的な問題としてみなさないで、香港の民主主義の運動の象徴として、歴史に刻み込むべき犠牲として顕彰していることである。周梓樂という優秀な学生の犠牲が、香港社会により本質的な、より深い「民主」の在り方をめぐる世論の進化を促し、中国共産党の潜在する「民主派」にも大きな刺激を与えることになるだろう。資料:【明報專訊】科技大學22歲學生周梓樂周一(4日)於將軍澳尚德邨停車場墮樓命危,留院第5天至昨晨8時09分終告不治,家屬親手將周推入殮房並說「再見」。其時正舉行畢業禮的科大,校長史維得知消息後即中斷儀式,宣布全體默哀,他更以手巾拭淚,並提早離場趕見周的家屬,下午畢業禮亦取消。醫院會將個案交死因裁判官,史維其後向科大職員及學生發信,表示會「永遠懷念梓樂」,並要求徹底及獨立調查周同學之死,並為此成立平台以便大眾提供相關資料協助調查。


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