高度化社会がもたらす影響を感じたい方におススメの映画

　ゴジラシリーズの最新作”シンゴジラ”をおススメします。

　東京湾で発見された巨大生物が、東京・神奈川に上陸し、暴れまわる中、日本政府はどういう対応をするのかをなかなか決めきれずにいる様子が非常にうまく描き出されています。

　映画の中の日本政府が、対応が決められないのは縦割り社会で意思決定責任が分散していることが一因です。

　それに加えて、責任を取りきれないリーダーが、もう一つの要因です。


　行動した内容が、いいか悪いかを別問題にすると、第二次世界大戦時のヒトラーは、意思決定を集中させ、全責任を取っていたので、ゴジラがドイツに上陸していたら、速攻で軍隊が攻撃していたことでしょう。

　歴史を振り返ると、権力が人間的に未成熟な人に一極集中すると、大暴走をしてしまうという”弱さ・脆さ”は明らかになっているので、人間的に成熟したリーダーが排出されるしか、解決の糸口は見えないということになりそうです。

　人間的に成熟したリーダーを創るために、どういうことをしていくことが必要なのか、考えるきっかけになった一作です。


　架空の話ですが、想定外の危機に襲われたとき、日本政府があたふたする姿を見たいという方は、鑑賞されることをおススメします。

　いろんな意味で気付きを得られることでしょう！


　本日も最後まで読んで下さり、有難うございます。