心とほんとの会話屋さん

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判断/決断の仕方

2013-09-13 19:35:20 | 本のネタ
 昨日、予定させていただいた通り、判断/決断の仕方で気付いたことをご紹介させていただきます。


 以前は、気にしていなかったことですが、判断と決断を明確に使い分けるようになってきました。私が定義している”判断”は、問題への対応において、関連する情報(定量的/定性的)に基づいて、論理的思考により選ぶことを言っています。つまり、論理的思考を持ちうる人であれば、同一の問題に対しては同一の判断結果が得られるというのが判断になります。
 一方、決断というのは、判断により導き出された選択肢が複数ある中から、どれか一つを選択することを言います。つまり、その選択肢を選んでも正しい判断ということになります。ただ、結果が芳しくなければ、正しくない決断をしたと批判される可能性があるのです。


 私が仕事などで判断する際に大切だと感じたのは、多方面から同一事象に関する情報を収集し、判断の精度を上げるということです。これは、理屈の上では理解しやすいことなのですが、実行できている人がどれだけいるかというと、、、本人は実行しているつもりでも、人間関係がきちんと構築できていない場合は、正しくない情報が伝達されてしまいます。そうなれば、どんなに正しい論理思考を持っている人でも正しい選択肢を導くことはできません。って、小学生でも分かることなのですが、大人の世界では忘れてしまった人が多いみたいです。いわゆる、裸の王様状態ですね。
 では、正しい情報を得るためにはどんな人間関係が必要になるのでしょうか??? この答えを見つけるためには、少し想像力が必要になります。まず、自分自身が情報を伝える側だった場合、どういう人に正しい情報を伝えたくなりますか?逆に、どういう人には正しい情報を伝えたくないですか?この立場を逆転する想像をしてみることは、最低限実施しないといけないことです。が、これだけでは十分とは言い切れません。相手がどういう人に正しい情報を伝えたいのかというのは、自分の考えと必ずしも一致しないからです。この事実を理解した上で、相手の判断基準を想像し、一人ひとりの接し方を変えていくことで人間関係は良好になっていきます。良好な人間関係からは正しい情報が入ってくるので、精度の高い判断ができることになります!


 一方、決断する際に大切になることは、自分の人生の目的に一番合致する選択肢を選ぶこと以外に、決断の精度をあげる方法はありません。たとえ思わぬ結果になったとしても、人生の目的に向かうことを選択したのであれば、他の選択肢だったらもっと悪い結果だったと考えることが容易にできます。つまり、後悔することが激減するのです。
 是非、正しい判断/後悔しない決断をできる人間になるよう、周囲との人間関係構築や決断するための自分軸を構築してみてください。


 明日は、人間関係構築の土台になる”感謝の気持ち”についてご紹介予定です。