マディと愛犬ユーリ、親友のクリスティ、それにハワイのこと

ハワイに住んでいたころ、マディという女の子が近所に住んでいて、犬のユーリを連れて遊びに来ていた。

" Prohibited by law " ( 禁じられていること )

2011-08-17 17:05:26 | 日記

 

 ハワイ州当局、警察、消防署は勿論、火事に敏感である。
 かつて、祭りの花火、放火、子供の火遊び、キャンプファイヤーなどで火事が多く発生したことから、屋外で火を焚くことが禁止された。
 どこかで煙が出ていると、何台もの消防車が慌ただしく駆けつける。
 今では、決められた場所で、BBQ用のコンロを使うこと以外は、山間やビーチで火を焚くことは禁止である。
 日本人観光客が、オプショナルツアーとして、よく行く「ルアウ」( Luau )も例外ではない。
 豚の蒸し焼きで、有名なこのセレモニーも、今では、ワイキキから遠く離れた、認められた場所でしかできない。
 公園などに行くと、「焚き火禁止」(OPEN FIRE PROHIBITED BY LAW)と警告板が出ている。
 花火も禁止になっていて、おそらく花火を売っている店はないと思う。
 ヒルトンホテルでは、毎週金曜日、夜8時に大々的に花火を打ち上げているので、見に行くといいと思う。
 「独立記念日」には、大がかりの花火大会がある。
 許可を受けた人、場所、時間だけに花火の打ち上げが認められているのである。
 
 ビーチで泳いだ後、水着やタオルをホテルのベランダに干していた日本人がいた。
 早速ホテルのセキュリティが来て、「外から見えるところに干さないように!」と注意された。むやみに、洗濯物も干せないのだ。これも違法である。
 酔っ払った日本人男性が、道路わきの木陰で「立ちション」をして捕まったことがある。

 ワイキキの海岸に、時々サメの群れが現れることがある。
 ヘリコプターで監視していて、そのような場合、警告が出る。
 スピーカーを通じて、大声で警告が発せられるが、もちろん英語であるために、日本人は、その事態を把握できないことがある。
 同時に、ビーチの各所にある見張り台に、「Red Flag」(赤い旗)が掲げられる。そのようなときは、速やかに陸地に避難するようになっている。
 以前は、小鳥たち、魚たちに餌を与えることは認められていたが、最近は、場所によっては、「餌づけ」が出来ないようになってしまった。
 これは、人間がエサを与えることで、自然の生態系を壊してしまうというのが理由である。特に、ハトに餌を与えることは、くれぐれも気をつけてもらいたい。人間の餌付けにより異常繁殖してしまい、ハワイ州当局も、取扱いに困りはて果て法で規制することになってしまったのである。

 日本で、パチンコ屋の駐車場に車を止め、幼い子供を一人車内に残し、パチンコに興じる母親がいた。
 高温の中での脱水症状で、子供を死なせてしまい、新聞やテレビのニュースになったことがある。
 もしアメリカでこのようなことがあれば、まさに終身刑になるほどの重い刑である。「児童虐待」の最たるものである。
 12歳以下の子供は、13歳以上の人が、いつも付き添うことが義務になっている。違反すると、「児童虐待」である。
 子供にオモチャを持たせ道端で遊ばせて、母親だけが、ストアで買い物をしても違反である。「児童放置」になるのである。
 子供をトイレに一人で行かせるのも違反である。
 ホテルの部屋、車の中に子供を一人残すのも違反で、見つけられると拘束されるので、くれぐれも注意である。

 日本人は、若く見られるのは、本当である。
 20代の女性が、ワイキキの海辺で警察に拘束されたことがある。
 有無を言わせず、護送車に乗せられ本署まで連れて行かれた。
 本人は、全く身に覚えがないのは当たり前で、英語が通じないので、相手が言っていることがわからないし、言いたいことも言えないのである。
 後になって分かったことだが、地元の高校生が授業をさぼって、海岸で遊んでいたと勘違いされたようである。
 本署で、車から降ろされて、「名前は?」、「どこの高校?」、「身分証明書を出しなさい!」とか言われて、日本国発行の旅券を出すと、初めて警察官が、自らの間違いに気づいたようだ。
 平謝りに謝れて、パトロールカーに乗せられ、ワイキキの拘束された元の場所まで送ってきたということであった。

 公園の入り口に、
    The following are prohibited:
              Alcoholic Beverages
              Animals
              Camping
              Vehicles on Grass
              Golfing
              Littering
             Open Fires
             Motorized Vehicles
             Feeding of Animals

     次のことは禁じられています:
       酒類の持ち込み、
       動物の連れ込み、
       野宿
       芝生に車を乗り入れること、
       ゴルフをすること、
       ゴミのポイ捨て、
              焚き火をすること、
       エンジン付きの車の乗り入れ、
       動物に餌をやること、
 
 


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6 コメント

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小気味いいですね。 (さくら)
2011-08-17 21:24:21
日本も、これくらいやってほしいと思います。
海岸もさぞや、綺麗になる事でしょう。

子供を大事にする社会性を、感じます。
それでも、犯罪は後を絶ちませんね。
違反もでしょうね。

厳しくするばかりでは、効果は少ないのでしょうか。
人間は大変な動物です。
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さくらさんへ (yamada)
2011-08-17 22:58:38
 多民族のアメリカですから、モラルというより法で取り締まる方法しかないのでしょうか。
 裁判が、多いですね。

 しかし、大多数の人たちが、堅実に、真面目に、良心的に生きているのは間違いないです。

 裁判の判決は、日本に比べたら、ずっと厳しいです。
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子供も動物も (ほっとひと息)
2011-08-20 09:23:10
手厚く保護されてますね!
車の中で子供が熱中症となり亡くなる事件は毎年T.Vのニュースで耳にし、
居たたまれない気持ちになります。
何故、同じ事を繰り返すのか?(飲酒運転も同じです)
モラルの欠如を強く感じます。

日本の公園には「犬の散歩禁止」なんて書かれているのを見かけますが
ハワイでは飼い主がフンの始末をちゃんとしているのでその様な看板は必要ないのでしょうね。
日本人、ひとりひとりのレベルアップを願いたいです。
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横断歩道以外 (guroriosa)
2011-08-20 13:56:44
のところで横断すると それも罰金なのでしょう?
 
今の日本の児童虐待の現状には目を覆いたくなります。
どうやったら防ぐことができるのでしょう・・・
 
法律違反ではなくてもやってはいけないこと
こちらもたくさんあるようで
渡航前に知っていれば ちょっと窮屈に感じたかもかもしれませんね。
ヾノ≧∀≦)イエイエ !ちゃんと知ってから出かけるべきですね。
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ほっとひと息さんへ (yamada)
2011-08-20 20:28:21
 児童、動物、自然に対する彼らの態度は、徹底しているように思います。
 
 してはいけないこと、不都合なことがあれば、厳しく対処します。
 この点、日本は、かなり甘いというか、厳しさがないようです。
 
 ハワイに限らず、外国に行けば、我々の常識では測れないものがあって、戸惑います。
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guroriosaさんへ (yamada)
2011-08-20 20:34:32
 そういえば、横断歩道でないところを渡っていて、捕まった人がいます。
 「ダメですよ!」で済めばいいのですが、こんなことで罰金を取られたりします。

 折角ハワイに来たのなら、あまりこのようなことを気にしないで、のんびりしたいものですね。
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