レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

幼なじみ 同窓生 恩人

2013-04-12 05:00:00 | 日記
アイスランドで懇意にしていただいている邦人の方が、復活祭の休暇を利用してご家族で二週間ほど里帰りをされていました。日本の家族親戚のみなさんと再会することはもちろんですが、加えてお花見とクラス同窓会への出席がメインのイベントだったようです。

二週間という日数の割には神奈川を基点として京都、広島まで足を伸ばしたとかで人気スター並みの行動力です。各地で桜を楽しまれたようで、帰省しても札幌に閉じこもってしまうワタシとは大違いです。

そしてそれにもまして「スゴイ!」と感じさせられたのは、イベント中のクラス会が小学校の同窓会であるとのこと。その邦人の方はうら若い女性の方なのですが、それでも小学校時代はそう最近のことではないと思います。聞けば小学校時代のお友達たちはとても仲がよく結束力が強いとのこと。スゴイ。

過ぎた日の友人や知り合いを大切にする人もあるでしょうし、ドライに割り切ってしまう人もあるでしょう。どちらがいいとか悪いとかを言うべき問題ではないかもしれません。人それぞれの事情もあることでしょうから。

私自身はどちらかというとドライ派だったような気がします。高校、大学の頃は小中学校の同窓会に出た記憶はありません。っていうか、そういう催しがなかったような。というような言い草も人任せですね。スミマセン。

高校、大学時代の同窓会にもさらに出たことがありません。これは理由があって、その時代はあまりハッピーな時代ではなかったからです。高校、予備校、大学そのものに大した思い出はないですね。灰色時代です。(予備校の同窓会なるものは世に存在するのでしょうか?)

会社勤めから神学校時代はそれなりに楽しい時期でしたので、友達も知人も恩人も多くありました。実際、こちらに移ってからも数年間は必ず時季の挨拶はするように努めていました。ただそれも年を重ねるうちに細―い線となってしまいした。

自分の無精をいい訳するつもりはありませんが、ある時期は日本を振り返るようなゆとりはありませんでしたし、帰国の際に皆さんに挨拶をするだけの余裕もなかったですからね。自分では仕方ないと思っています。

(里帰りの際の人付き合いに関して付け加えますと、一時帰国する人が友人や恩人の全ての方に会うのは難しいものです。「あの人には会ってるのに私には会わない」ということはどうか言わないであげてください)

というわけで、私の場合小学校時代まで遡っての友だちとのコンタクトはFacebookにかろうじてひとりの友だちがいるというだけです。中学、高校、大学、会社時代の友はゼロ。神学校時代以降になってようやくちょこちょこ増えてきています。(Facebook上の話しです)

しかしながら、これは私個人に限った話しであって海外在住の日本人の方についてではありません。先にご紹介したアイスランド在住の邦人女性の方も山あり谷ありの経験を経た上で、それでもしっかりと小学校時代のお仲間とコンタクトを保っているのですから、そういうことも可能なのです。

そういう方はえらいなあと感じ入ります。きっと月日が流れ年月が積まれても周囲には暖かい目があるのでしょうねえ。一方ワタシの方はひたすらに寒いアパートでの孤独死に突き進んでいるかのような。身から出た錆、因果応報、はたまた覆水盆に返らず(あ、これは違うか!)。

人生、知り合える人は限られていますし、人は宝ですね。大切にしたいものです。

(「お前に言われたかネエよ」 - 陰の声ワンスモア)



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