教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

ピンボーカルの資格

2013-02-16 | 音楽的アドバイス

本日セッション会で、あまりボーカルの方がいないので歌うことになりました。

今までもベース&ボーカルとか、ベースのみで参加ってのはあったんですが、歌のみで参加ってのは、

なかったので、ちょいと心配。しかも管轄外のTOTOとドゥービーブラザーズ(苦笑

まあ、歌ものなのでVoがいないと成立しないのであくまでガイド的にって意味合いだから、平気ですよ、とは

セッションホストのマコさんに言われてはいたんですが、まあ、なんとか無難に・・・出来たような、崩壊したような(笑)。

TOTOもドゥービーもKeyは決して低くはないからなあ。ドゥービーのロングトレインランニングを歌ったときは

「TOSHIさんって、ハイトーンなんですね」って言われたけど、そういうわけでもなくて、そう聞こえちゃうくらいの

keyなんだよね。まあセッションで歌うくらいはなんとかなる・・・程度だけどね。

それにしても楽器を構えていないとこう、間奏とか、手持無沙汰で大変だな(笑)。かっこつけるのもなんだし。

セッションだからお客さん煽るのもおかしいし(笑)。

 

しかし、「バンドのボーカル」ってのは大変だよね。ただ突っ立って歌ってればいいってもんでもないだろうし。

ま、かく言う俺もベース&ボーカルやってるわけだけど、まだ、イントロや間奏で楽器を弾いているわけで、

ピンのボーカルの立ち位置とは若干違うのでなんとか務まっているけど、ピンでやるとなったら、まったく

違うアプローチを考えないといけないんだなって思った。特に今日はセッションと言う性格上、ギターソロが

長いわけで(笑)、もうその間見事に何もすることがない。一回ステージ降りてドリンク飲めるくらい。

まあ、昔のパープルなんかも長かったけど、イアンギランやデヴィットカバーデイルなんかも結構工夫して

たっけ。最近T☆ROCKSでピンのボーカルが在籍しているバンドも多く観るけど、そこまで考えているのは

果たしてどのくらいいるのか。

それから、昔から思っていたのは、バンドのボーカルをやるには「声量」がないとダメってずっと思ってた。

音程や技術はもちろん当たり前として、何より「声量」ね。これが圧倒的に並より上でないとダメなんだと

思ってた。だってKISSのポールスタンレイやクィーンのフレディマーキュリー、エアロスミスのスティーブンタイラー、

チープトリックのロビンザンダー、ジャーニーのスティーブペリー、ツェッペリン、パープルはもちろん、

ロニージェイムスディオ、グラハムボネット・・・・なんかを見て聞いて育ってきたわけだからさ、貧弱な声してる

人なんか一人もいないわけ。そこへ、ヘビメタ時代がくるとハイトーンも加わって、ますます人間離れした

声質に(笑)。だからおいそれとピンでボーカルやりますなんて言えなかったんだけど、最近って「声量」って

あんまり拘らないのかね?あきらかにバンド、それもロック系やってるのに声量がない人って多いよ。

それで、モニター上げてくれだの、他のメンバーも「ボーカルの声ください」ってよく言う。その前にボーカルは、

しっかり歌えって話なんだけど、自分の声や声量がどの程度なのかって気にしないのかね?

俺はずっと人と比べて大したことないからリードボーカルなんて恐れ多くて・・・って思っていたんだけど、

それでもやりたくなったからせめてベースボーカルをかろうじてやらせてもらっているわけなんだけど、

明らかに俺なんかの10分の1くらいの声しか出していない人って、バンドのボーカリストでいるぞ。

 

ま、そりゃ、イヤモニしてればどんなに小さく歌おうと大丈夫だろうけどね。声のか細い女の子でも結構

平気なんだろうけど、一応自覚は持っていた方がいいかもね。

「これではイヤモニがなくて、真後ろにドラムがいる環境では厳しい」ってわかっているかわかっていないかで

違うと思うんだけど・・・。

ドラムなんかでも同じことが言えるかもね。迫力ある音が出したいって思っているなら、そのように叩かないと。

持続してそのくらいの強さで一定に叩けるように練習しないとね。それを始めから、コンプで音を作ってくださいとか

EQでそれっぽくしてくださいってのはちょっと違う。そもそもやっぱり補いきれない。

昔、ジャパメタ系のバンドで迫力あるドラムをレコーディングするのに、誰もどうやっていいのかわからなくて

結局「とにかく力いっぱい叩け」って言われて凄く大変だったって話を聞いたことがあるけど、まずはその

努力から始めるべきなんだよな。そこから色々コツやアイディアが生まれてくる。

 

話は元に戻るけど、TOTOの曲はジョージーポージーを歌ったんだけど、Aメロって結構16分音符のメロや

バスドラの動きとかがあるんだよね。これ、合わせるのに結構気を使った。なるほど、この辺がビシっと

合うか合わないかってバンドのノリやグルーヴに関係してくるのかもなあと思った。

難しかったけど勉強になったし、楽しかったなあ。

そのあとは仕込みの矢井田瞳、サディスティックミカバンドの神様お願い・・・間違えた、それはテンプターズだ。

タイムマシンにお願い、オジーのクレイジートレインとかをベースで参加。卓は空いてるホストさんにお任せ。

ま、それほど大音量にはしていないので足りないフェーダーを上げてくれってだけだけど。

 

次回は3月15日(金)です。

また歌うかもよ(笑)



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4 コメント

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Unknown (マコさん)
2013-02-16 13:48:01
いつもあの場を 提供して頂きまして本当にありがとうございます。
セッションでTOSHIさんが歌う事は、ご来場して頂いた皆さまへのサービスのひとつとして僕個人考えています(笑)。
ある意味で「顧客サービス」と考えて頂ければ幸いです(笑)。

セッションいえど

「エンターテーメント」

なので楽しさ追求するに越した事は、ないと思います。

僕もホストギタリストより
「進行業」

ですし(苦笑)。

昨夜みたいにご来場された皆さんがお互いに持ち回りでフォローしあえるのは、このセッションの強みだと僕個人思っています。
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Unknown (TOSHI)
2013-02-16 16:43:51
これからも顧客サービス頑張ります!!(笑)

昨日、初で来られた方も「他のセッション会でちょっと
やりづらい面もあったが、こちらはとても楽しく出来た」と
言ってもらえました。

一味違うT☆ROCKSセッション、いいですよね。
持ち回りでフォローすると、違うこともやるので、
新たな楽しみ、新たなチャレンジも見つかると思います。

多分、歌う人も増えると思います。

Mako-Sanの分け隔てない、公平で心づかいのある
回しも、安心して出来る要因、好評につながって
いると思います。
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Unknown (Dai)
2013-02-18 07:55:30
ピンボーカルのDaiです!(笑)
声量…
確かに必要ですね。
他にもイロイロな観点がありますが、まずバンドサウンドに負けない声量は必要な気がします。

私は声量あるのか無いのか他人と比べた事無いから解りませんが、
最近は

ガムシャラに声を出す

のではなく、

どれだけ響かせるか

を研究しとります!
声量自体はインサイドクラウンの時のほーが出してたような気がします(笑)
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Unknown (TOSHI)
2013-02-18 21:19:05
Dai>そうそう、ガムシャラに出せばいいってもんじゃない。
物理的な音量ときちんと聞こえてくる声質なども必要ですね。
抜ける声を出すのもテクニックの一つでしょう。
マイクの使い方でも変わってくるだろうし。

ま、Daiは声量は大きい方なので、どこ行っても大丈夫
でしょうが、あとキーの問題もありますね。自分に合ってると
凄く楽に歌えるよね。
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