続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

益々疑惑が増幅した舛添知事の言い訳会見。最善の道は即刻辞任。

2016年05月13日 | 厚顔無恥

 もうこんな季節に(可憐なカキツバタ)

全国に醜態を晒した都知事の矛盾だらけの釈明会見。都庁には1万件を超す批判や苦情の電話が鳴り響いたとのこと。
こんな事態で都政の停滞を招いただけでも即刻辞任に値する不祥事である。その認識すら感知できない人に都知事の
重責が務まる筈がない。世界でも有数の首都東京の知事ともなれば都民だけでなく全国民から行政手腕はもちろんのこと、
人間性、倫理観においても高潔でなければ永く務まらない。今回の多くの疑惑の真相もさることながら庶民の信頼を失った人に
まともな仕事が出来る筈がない。いくら本人が「信頼回復のために仕事で頑張る」と言っても誰もしんようしないし通用しない。
もう顔も見たくない。即刻辞任して清新な人に交代して貰いたい。全く空気が読めない人だということだけが明確になった。

野次馬根性で会見のニュースを見たが、子ども魂みたいな言い訳に終始し、大半の記者たち、都民もあきれ顔だったことでしよう。
誰かがネットで書いていたが、彼は「自分のカネを使うときにはケチだが、税金を使う時は他人にも自分にも大盤振る舞い」
正月の家族旅行で行ったホテルの部屋で会議も少ししたのでこれは立派な政治活動だと嘯いてみせて記者団を仰天させた。では
誰と誰とどんな内容の会議をしたのかと突っ込まれると「相手にはプライバシーがあるから明かせない」とのたもうた。公人で
ある人物がこんな言い逃れできるのなら何でも政治活動にできる。彼流にいえば遊びでも何でも秘書が一緒であれば全て政治活動
であると言うことになり、彼の頭の中ではGOLFも食事も旅行も趣味の買い物も全ての支出が政治活動の一環で政治資金対象になる。
[会見でのやりとり]
なぜ領収書の宛名を政治団体と知事個人に分けなかったのかを問われると、舛添知事は「多く(の領収書)はレジから出てきたまま
宛名が空欄だった。店の対応でそうなっていると思う」と答えた。公私混同も甚だしい。

さらに「私的な食事で同席した秘書が支払う場合もあり、空欄のため勘違いが出てきたのだと思う。長年この方法で精算しており会計
責任者が混同することはないと思っていた」と釈明した。その上で「事務所に現金をプールしておくという方法より、いいシステムが
ないか考えたい」と精算方法を改善する意向を示した。長年今回のような疑惑に満ちた資金管理を続けて来たことを自ら暴露したことになる。

会見ではホテル代については政治活動であり問題ないと言っておきながら返金するという。自分が正しいのなら返金する方がおかしい。堂々と
していればいい。しかし今更返金したところで罪が消える訳ではない。泥棒がカネを盗んで見つかったから返したとしても窃盗罪は免れない。

猪瀬前知事に続いて又もや恥ずかしい低次元のスキャンダルで都知事が辞任に追い込まれるなんて本当に情けない。かつて自分の不祥事で辞めた
号泣議員がいたが、舛添氏も全く同レベルのただの人なのか、明日以降も次々と矢が飛んでくることでしょう。助言するとすれば一刻も早く
全ての事実を正直に話し、大きな別荘もあるし相当な錬金もあるだろうから違法な支出は全て返金、謝罪して自ら辞任を申し出ることしか無い。
家族か友人か誰か親身になって正しい選択を助言する人が周りにいないのだろうか?いないとすれば本当に可愛そうなひとである。


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