連日報道される選挙違反の実態にも拘わらずダンマリを決め込み自らの延命を図る姿は見苦しい。
国会議員河井夫妻の選挙違反事件に関する最近の報道は河井前法務大臣自らが現金をばら撒くという
前代未聞の公職選挙法違反事件である。
前法相の河井氏は妻の選挙戦のみならず自分の選挙においてでも違反は常態化していたという。
今時議員本人が現金を持参して買収工作をするなんて聞いたことがない。あきれて物も言えない。
しかしこのような人物がこともあろうに法務大臣に就任していたことも又任命されていたことも
信じ難い話である。いかに安倍政権の大臣選択が適材適所という謳い文句から程遠い人選になって
いたかを他の失職した多くの大臣の例からも判る。
今現下ではコロナ感染災害で多くの国民が失職したり収入減にあえいでいたりする中、自らの事件に
ダンマリを決め込んでノウノウト保身を図り多額の歳費を受け取る神経が全く理解できない。
いくら検察による捜査中とはいえ既に買収行為の実態が多くの方から語られて明らかになっているにも
拘わらずもう何か月も病院に雲隠れしたりしている事実は国民感情からしても絶対許せない。
捜査の結果を待つまでもなくここまで疑いをもたれたら先ずは潔く議員辞職して捜査を待つのが筋であろう。
自分が潔白ならば記者会見を開いて「私は潔白です」と言えばよいものを「捜査中だから・・・」ふざけるな。
いずれ連座制が適用され少なくとも案里参議員は失職。河井前法相も公選法違反で辞職に追い込まれることは
間違いないであろう。まさかこの件に関してはいくらなんでも安倍政権も検察庁も無罪放免には出来ないでしょう。