続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

ギリシャ問題は対岸の火事ではない

2015年06月30日 | 日々の思い


私は世界に類を見ない超借金大国の日本が本当に2020年の東京オリンピックを迎えられるのか心配している。
ギリシャのデフォルト危機は他人事ではない。東洋のギリシャにならないよう早急に手を打たねばならない。
そんな中にあってもノー天気な御仁が沢山いる。東京オリンピックの関係機関トップもその一人であろうか。
昨日の報道でも新国立競技場の整備費に2520億円をかけるという記事が踊り本当に驚いた。本当に必要なのか。
一体この借金まみれの日本のどこにそんな余裕があると言うのか。万札を刷りまくれば済むとでも思っているのか。
この突飛な金額は過去の五輪メインスタジアムや競技場の整備費の中でも群を抜いて突出しているというのだ。
豪華なハコモノを建設すれば必ず高額な維持費が毎年必要となることも忘れているのでしょう。全て国民の税金
ではないか。今の政府幹部には財政規律に無神経過ぎる。安倍総理は外遊すれば必ずといっていいほど簡単に数百億円
単位の円借款や無償援助を手土産みたいに約束して来る。年金の目減りや物価高に苦しむ国民目線からは信じがたい光景である。
これではいくら消費税を上げようと、いくら税収が増えようが借金を減らすどころか増え続けることは間違いない。

政府の2020年までの財政健全化計画も確固たる覚悟が示されていない。基礎的財政収支(プライマリーバランス)についても
政府は20年度の黒字化を目指すと言っているが具体論はなくいつも曖昧にして先延ばしされてきている。
安倍総理は経済成長すれば赤字は解消に向かうというが、この低成長時代に安易な成長期待で赤字を解消しようなどと
考えるべきではない。経済成長を前提にした財政再建策は実態を真摯に見つめようとしないまやかしの問題先送りである。
ここまで追い詰められたなら政治生命を賭け、覚悟を持って確実な歳出抑制策を実行に移すしかない。

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