続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

核心に入って来た森友学園疑獄(総辞職に値する罪)

2018年03月10日 | 国民に対する背信

オーストラリアで遭遇した珍しい花(ゴバンノアシ)

いよいよ重大局面に入って来た。佐川国税庁長官が辞任、そして近畿財務局で本件にかかわっていた職員が自殺という
最悪の事態を迎えた。一体誰のために何のために彼らが犠牲になったのか?これは完全に刑事事件として徹底した捜査が必要。
佐川氏が辞職したといって何も真相は語っていないし、ことの本質である疑惑(何故このような不可解な不当値引きが行われたのか?
誰がそのような指示を何の為にしたのか、そして佐川氏が何故国会で虚偽の答弁をしなければならなかったのか)が全く解明されていない。

こういう政治家がらみの事件では過去にも自殺者が出たケースは多々ある。そして犠牲になるのは概ね最前線で携わる人達である。
今回の事件の一連の経緯を見ていると本丸は財務省であるが、ことの端緒を作ったのは安倍総理夫人、そしてその行動や言動を制御
出来なかった安倍総理に大きな責任があるのではないか。事が明るみに出て疑惑が増すにつれてその疑惑を隠そうとするために国会で
嘘の証言をし続けたり、証拠隠滅のために議事録を廃棄しなければならなかった佐川氏ほか関係者にとっては大変迷惑な話であった筈。
辞職した佐川氏には今迄国民を騙し続けて来た罪を認め、謝罪し、全ての真相を語る責任がある。それこそがせめてもの罪滅ぼしである。

最初から安倍総理夫人や安倍総理が指示をして財務省が指示に従って動いた結果であると認めて謝罪し、総理は議員辞職していれば
こんな自殺者が出るような悲しい結果は生まれなかったのではないか。人一人の命を奪ったこの罪は大きい。責任は重大である。
亡くなられた役人のご遺族の悲しみ、無念さはいかほどか。想像を絶する。遺書があったというがこの際真相解明の一助にすべく公表
されるべきでしょう。それが故人への唯一の報いであり、無念を晴らすことになるのでしょう。

それにしても理解できないのは何故こんな馬鹿なことをしでかしたのかということである。正に奢りであるとしか言いようがない。
権力を笠に何をしても許されるとでも勘違いしたのか。権力をもてば持つほど細心の注意を持って自らを戒める謙虚さが無ければ
為政者としての資格は無い。
又疑惑を向けられている当事者でもあるにも拘わらず、麻生財務大臣の他人事のような言動、態度にはむしょうに腹が立つ。

先ほどの報道では財務省は「決済文書の改ざんを認める方針」に至ったとのこと。来週月曜日に国会は大もめ間違いなし。
いよいよ「誰がどのような人物や手段を使って国有地の不当廉売を実行させたか」の核心部分の解明に国会、検察総力を挙げて
取り組んで貰いたい。本事件の本質は「我々国民を欺いて税金を扱う政治家と官僚が共謀して行政を私物化した罪が問われている」
のであって、国会で議論される予算案の審議(貴重な税金をどの分野にどう配分するか)の信頼性が問われている極めて重要な
事件であるから、この事件の真相が解明されない限り、新年度の予算審議には入れない筈である。
だから「いつまでも森友問題をやっているのはおかしい」という論調に騙されてはいけない。これを先に解決しなければ先に行けない
のである。馬鹿にされている国民は怒らなければならないのである。


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