続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

何一つ疑惑解明されなかった森友、加計問題

2017年12月01日 | 国民に対する背信


11月30日までの4日間の国会で森友、加計学園疑惑に対する野党の追及にも核心部分はすべて「真摯に対応する」の一点張りで
逃げまくった安倍首相はこれで収束するとでも思っているのでしょうか。森友学園の国有地売却に伴う籠池氏と財務省の価格交渉に
おける生々しい録音テープの証拠品を突きつけられてもシラを切り通した財務官僚、麻生大臣の弁明は全く国民を馬鹿にした答弁で
許し難い醜態だった。野党の追及に対しては終始「今後しっかりやっていく」という今後の対応姿勢を語るだけで、今回の疑惑に
対する解明行為には一切言及しないばかりか謝罪を求められてもしないという傲慢ぶり。
安倍総理が何度も発した「真摯に受け止める」というならそれこそ堂々と昭恵夫人や元理財局長佐川氏の証人喚問に応じて自らの
潔白を証明すればいいだけの話である。頑なに拒否する姿勢こそが何よりクロであることを語っている。そして証人喚問の要求には
ハンで押したように「国会でお決めになること」を繰り返していた。与党が多数の国会は即ち自民党の意のままになる機関と成り下がって
いてまともな民主政治が通用しない状況にある。誰がこんな国会にしてしまったのか。選挙で自公与党を圧勝させた欠陥ある選挙制度と
与党を応援した有権者ではないか。このまま本疑惑に真摯に向き合わないで済ませる気なら次の選挙では国民は黙っていないでしょう。

そうでなくても今は増税論議ばかりに躍起になっている政府はこの根拠のない国有地の大幅値引きや不透明な加計学園の獣医学部認可
手続きなどの疑惑に誠実に向き合わないでどうして国民に増税のお願いが出来るのか神経を疑いたい。
森友問題で虚偽の答弁(会計検査院の報告で明らかになった)をした佐川氏に至っては国税庁長官という大出世をしており、こんな
破廉恥な人事をしておきながら国民には増税を要求して来るなんて納税者を馬鹿にするのもいい加減にしてくれと言いたい。
税収が足りないのなら先ずは増税をお願いする前に官僚・行政マン、国会議員の定数削減、給料カットなど民間企業なら当たり前の施策を
講じてから不足分を頭を下げてお願いするのが筋だろう。その官僚や政治家が誰にも説明出来ない不正を働きながら後始末も無しに増税など
もっての他である。この際みんなで怒りを込めて「納税拒否運動」でもしなければ腹の虫が収まらない。皆さん怒りましょう。

ネットでも以下のようなコメントが相次いでいる。(抜粋)
近畿財務局に対する告発を受けて大阪地検特捜部は捜査を続けている。元検事の落合洋司弁護士は「背任容疑立証の壁は高い。北朝鮮情勢などを考えれば
国会で森友、加計問題ばかり議論していていいのか」と疑問視するが、「疑惑に一定の結論を出し、他の重要課題を審議するためにも昭恵氏らの国会招致は
必要だ」と語る。
「首相は逃げまくっている。国民の疑念はむしろ深まった」と五十嵐仁・法政大名誉教授(政治学)は言う。「真摯に受け止めるというなら、資料を公開し、
関係者を国会に呼んで正々堂々と議論すべきだ」 等々。

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