続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

財務省調査は「自作自演の茶番」でなぜ改ざんが必要だったか何一つ疑惑に応えていない

2018年06月04日 | 国民に対する背信


本日森友学園疑惑に係る決算文書の改ざん問題について財務省は調査報告をした。そして安倍政権はこの報告をもって
本件の幕引きを図ろうとの魂胆である。しかし本件の本質的な問題点は「何故に佐川氏は国会で嘘の答弁をしたのか」
どういう背景があって「破棄してもいない文書を破棄したのでもう存在しない」と国会で答弁したのかが全く調査報告
の中にない。問題を起こした張本人である財務省が自ら調査して自分で報告書を作成するというのは全くの茶番。

本件に対する検察の捜査も「嫌疑不十分で不起訴」という国民感情からして誰もが俄かに信じがたい結果にも驚いた。
正に政府与党、官僚機構、検察が一体となってこの問題の幕引きを図ろうとしている様が透けて見える。
どこからどう見ても、そしてあらゆる証拠書類から類推しても安倍総理夫妻の関与をひた隠しにしようとした為に
起きた証拠隠ぺい、公文書改ざん事件と見るのが妥当なところ。嘘つきはもう止めにした方が身のため国家のため。

佐川氏らへの不起訴処分決定に対しては市民団体より即座に検察審査会への審査申し入れが行われたというが当然である。
しかもこの不起訴処分がなされるまでには関係部署への強制捜査もされていないと聞くが、これまた不可解極まりない
振る舞いである。検察による政権への過度な忖度が働いたというしか説明がつかない。国民の怒りを恐れない不遜な
決定と言わざるを得ない。正に暗黒政治の日本になってしまったと言うしかない。

麻生氏の責任は重大で且つ統率能力が問われているにも拘わらず安倍総理は引き続き「二度と起きない様にリーダーシップ
を発揮して貰う」などと平然と言う。しかし今回なぜ佐川氏が国会で嘘の答弁をして文書の改ざんを指示したのかの原因が
全く解明されていないのに今後の対策など考えられる筈がない。

佐川氏や当時の近畿財務局、文書にあった昭恵氏、谷さえこ氏、政治家など関係者の証人喚問をして当の本人から聴くしかない。
もう刑事訴追の恐れがない佐川氏には全部明らかにして貰わないと納税者である国民は腹の虫が収まらない。
今日のような財務省による自作自演の猿芝居で国民の目をごまかそうとする浅はかさにもあきれる。野党の追及頑張りに期待。

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